「少女の聞いた鐘の音」

汝等(なんだち)(おそ)るることなかれ、退き還ること得ることなかれ。

つい先ごろ60数名の幼稚園児たちと近くの公園へ同行する機会を得た。

保護者も同伴したので大世帯の遠足となったその公園には広場もあり遊具施設もたくさん整えられてあったりと園児にとっては格好の遊び場となった。

広場で親子全員参加のゲームが終わると子供たちは遊具のある場所へ一目散、一人で遊ぶ子もいれば、数人で何やら相談しながら遊ぶ子もいる。そんな中で3メートルほどあろうか直立した木のてっぺんに鐘がしっらえてあり首尾よく登りつめれば心地良い音の鐘を打ち鳴らすことが出来るという遊具に興じている子供たちのグループがあった。まるで子ザルだ。添え木があるとはいえ、するするとよじ登っては、いとも簡単に鳴らしては降りてくる男の子がいた。次は女の子だ。

及び腰ながら添え木を伝わって直立の円木に手を掛けた。ところが、それから先に手が伸びない。下からは順番待ちしていることもあって「早く登れ」と男の子、鐘を鳴らしたい。でも怖い、表情はかたく目から涙がうるんできた。下ばかり見ている。状況を察した子供からは今度は「ガンバレもう少しだ」と声が掛かる。

いい音が聞けるぞ次々に応援の力強い声。女の子は恐る恐るだがやっと登りつめ見事に鐘の音を聞いた。目標を達成するためには、これだけは必ず行わなければならないとわかっていても困難であるとか自分にはこれは無理だと最初からサジを投げているようなことはないだろうか、お釈迦さまは私たちのごく身近なところで私たちを励まして下さっている。                      

                     石指浩絃さんの著書より

汝等(なんだち)(おそ)るることなかれ

 

=一乘会からのお知らせ=

一乘会では毎年バスにて1泊2日で参拝を行っています

本年度は身延山久遠寺と玄妙寺(磐田市)を参拝する事が決まりました。

 

  身延山久遠寺

日程7月23日~24日です

ご一緒に参拝しませんか(身延山で唱題行を一緒してみませんか)

会員への強要は一切いたしません、ご安心ください

詳しくは一乘会のホームページをご覧ください。

http://ichijo-123.net