「米信仰」
◎志固く精進し仏の智慧に於いて皆退転せじ
時代は豊かさを追求した昭和から豊かさを享受する平成へ変わった。それを端的にあらわしている言葉が「生産者重視から生活者・消費者重視」である。
米の自由化問題もその流れ中にある。米作りする農民は、いつの世も日本社会の中心をなす生産者であった。農耕民族である日本人にとって、米は富と力の源泉であり信仰の対象であった。五穀豊穣を祈ったお稲荷さん、米俵の上に乗った大黒さんと米は切っても切れない縁がある。しかし平成となり今までの流れが大きく変わり米も一商品となり日本の閉鎖性の象徴となった。一人あたりの年間消費量が百四十キログラムから七十キログラムと半減した今日、日本経済に占める比重が軽くなったのは確かである。しかしながら日本人の信仰の中核を形成してきた米の日本経済に対する貢献度が低下したからといって信仰的価値も下がってしまうものでない。これを切り捨てることは日本人のアイデンティティの喪失につながるだろう。自分たちは宗教が不変であるかぎり生活様式も不変あるということの信念を私たちも学ぶ必要がある。日本人は余りにも時代に流された生活、その場その場で変わってしまう生き方に終始している。日本人にとって今一番大切なことは「志固く精進し仏の智慧に於いて皆退転せじ」のごとく米に対する信仰を失ってはならない。今日の日本を築き上げた礎であることを忘れてはならない。
草野弘有さんの著書より
◎宗教は不変ですね
=一乘会からのお知らせ=
一乘会では毎年バスにて1泊2日で参拝を行っています
本年度は身延山久遠寺と玄妙寺(磐田市)を参拝する事が決まりました。
日程7月23日~24日です
ご一緒に参拝しませんか(身延山で唱題行を一緒してみませんか)
会員への強要は一切いたしません、ご安心ください
詳しくは一乘会のホームページをご覧ください。

