意味性認知症の夫との生活をつぶやいています。


夫が今回入院した「慢性硬膜下血腫」は、本来なら手術後1週間程度入院するそうですが、夫は問題も多く…早めに退院となったので、頭にはホッチキスの針がついたままでした。


退院後の最初の受診でCTをとり確認してから、抜鉤(「ばっこう」と言うのですね、初めて知りました…)をします、と説明を受けていました。


抜糸に痛いイメージがあったので、抜鉤も痛いんだろうな…夫がまた暴れそうだな…私1人で押さえられるかな…等と考えて憂鬱な気持ちで、大学病院へ🚗


初めて脳外科を受診して手術となった日と同じように、カーテンで仕切られたスペースで待たせていただいたので、とても助かりました。


少し待ってから先生が来て下さり、傷口を見ながら、退院してからの様子の聞き取りがありました。

私が途中で一度、微熱についてご相談の電話をしたことも、きちんと伝わっていて、とても安心できました。


やはり傷口はきれいなので、問題なし。

あとは、漢方薬をしばらく飲むために、血液検査が必要で合わせて尿検査もしてみましょう。

まずはCTを撮ってきてね、と。


CTはさすがにこの短期間に何度も撮っているからか、大暴れはなく、むしろ順番を待っている時がややこしい。

血も抜けたことで、傾眠も少なくなっているし、もう帰りたい、しかない夫。

何とか撮影して脳外科に戻り、血液検査。

本当なら採血室で採るのですが、暴れるので脳外科で😅


私と看護師さん3人で、、でも看護師さんは、夫の身体を押さえたりはされないので、私1人で頑張りました。


そして尿検査。

この騒動で、おトイレには一緒に入るようになっていたので、これは思ったよりは難しくなくできました。


しばらくして、先生がお見えになり、CTも問題ないので抜鉤しましょう、ということで先生が夫に、

「○○さん、手をこうやって組んでくれる?」とおっしゃって、キリスト教のお祈りをする時のように手を組むように説明されましたが、夫は🙏🏻でした。おしい…

私が夫の目の前で手を組み、「パパこうだって!」と見せると、出来ました!


「そのままでいてねー、外していくねー」と専用の器具で外していきます。

最初の一個目だけは、びくっと体が大きく動きましたが、後は大丈夫でした。頭の左右に合計14個ありましたが、全てきれいに取れました。


意外なほど静かな夫で、私がびっくりでした。


先生と色々とお話しているうちに、パソコンに検査のデータも届き、白血球も問題なし、漢方を飲むのに肝臓の数値を知りたかったそうですが、それも大丈夫。尿検査も問題なし。


もしかしたら、紙パンツにおしっこをしているので、その影響も考えられるかな?ともおっしゃっていました。

その頃は37℃前半の微熱だけだったので、様子を見ましょうと言うことで、次回の予約を取り、終わりました。


最後に先生から、「ご主人は病気になる前は、とても穏やかな方だったんじゃない?」と聞かれました。

この状態の夫をみて、そんな風に聞いて下さる方はいなかったので、びっくりしました。

大抵の場合、「大変ねー」と私への感想が多いので、夫の何を見てそう思って下さったのだろうと思いながら「そうなんです、とても穏やかな人でした」と答えると、「やっぱりそうだよねー」と。


「この先生、とっても良い先生かも!」と単純な私は、ちょっとうれしくなって帰ってきました(笑)