意味性認知症の夫との生活をつぶやいています。


大学病院に行く日も夫はいつも通り起きて、デイサービスに行くと思って準備をしていたと思います。


いつも通りだと少し時間が間に合わないので、洗濯物は私が干しておき、おトイレと洗面が終わった夫に、準備しておいた朝食を見せ、「どうぞ!」というと「これな!」と食べ始めてくれました。

少しずつ、ルーティンもゆる〜くなっているのかも知れないですね。

もう少し前の夫だったら、洗濯物のことを気にしたと思います。


この日は、子供達も予定を合わせてくれて同行してくれることになり、これがとても助かりました。


病院の駐車場に着いて、子供1人と夫は車に残り、もう1人の子供と私で受付を済ませに行きました。10年前に受診した精神科とは別の科の受診になるので、受付が必要でした。

緊張しているからか、字が上手く書けません。

「あれ?パパって今いくつだっけ?」と言い出す始末…子供が一緒にいてくれたので、何とか落ち着いて書けました。


無事に受付していただき、脳神経外科の受付窓口へ行くように言われ、とりあえず夫不在のまま行きました。

窓口でご本人は?と聞かれたので、事情をお話しして問診票を受取り、また記入。

小さい頃に受けた予防接種や感染症、この辺は知らないので書けませんでした。


しばらくして、ご本人はそこ(待合所にある)にある血圧計で血圧を測りに来ることは出来ますか?と聞いて下さったので、出来ると思いますがそれが終わったら車に戻ろうとすると思います、とお答えしました。


近くにいた責任者(?)の方に相談して下さり、血圧は測らなくていいので、ご本人さんを連れて来て下さい、というお話でした。


車で待ってくれている子供に連絡して、連れて来てもらうことにして、私達も迎えに行きました。

両側から子供たちが夫と腕を組んでくれたからか、夫も素直に病院に入ってくれました。


脳神経外科の受付まで来ると、看護師さんがこちらへ💁🏽と案内してくれたのは、処置室のようなベットが置いてある場所で、カーテンで仕切れるスペースでした。

この場所は、本人も割と落ち着けたようですし、家族も他の方へのご迷惑が少なくて済むので、とても助かりました。


予約ではなく緊急の受診なので、やはり診察までは待ちました。夫は何度も帰ろうとしましたが、途中途中でうとうとすることもあり、そのおかげで何とか待てました。


先生が私達のいるスペースまで来て下さり、診察が始まりました。

夫の様子をみて思っていたより、しっかりしていると思われたようで…

「ご飯もご自分で食べられていて、歩けているので、必ずしも手術でなくても良いのかなと思う。

外来でお薬で様子を見ながら、という選択肢もある」


家族全員😳そうなの?って顔になりました。

先生は入院手術となると夫の場合、拘束、鎮静は避けられないので、一旦お薬で様子をみてみるという選択肢もあると思われたようです。

そしてどちらにするか、ご家族で話し合って決めて下さいと。

んー、困りました。