意味性認知症の夫との生活をつぶやいています。
夫がメインでお世話なっている施設に、中国🇨🇳出身の方がいらっしゃいます。日本語検定の一級もお持ちだそうですが、異国の地で母国語ではない言語を使って、難しい介護職に就いている彼女を、いつも尊敬しています。
夫が骨折入院後の混乱期、本当に大変で何度も限界を感じていた私に、いつも「大丈夫、大丈夫!」と励ましてくれて、その頃からお互いのことを少しずつお話するようになりました。
時には、「今度飲みに行こう!」と盛り上がることも(笑)
先日、施設の駐車場で久しぶりにすれ違い、「お変わりありませんか?」と声をかけたところ「今ちょっと元気がない…」とおっしゃっていましたが、彼女も利用者さんを介護中、私も夫がいたので、「今度ゆっくり〜」とお互いに言って別れました。
その後少しして、夫のお迎えに彼女が来てくれました。「少しは元気になられましたか?」と聞くと「利用者さんの家族に話すことではないけど…」と、ご自分のプライベートのお話を聞かせてくれました。
その内容に、思わず彼女を抱きしめていました。話に夢中になってしまい、夫の事を忘れていた😅と思い、後部座席に💺座っている夫をみると、見たことのない神妙な顔つきでこちらを見て、だまって座っています。
いつもなら「車で行こう!」と騒ぎ出すところですが、さすがの夫にも何か感じるものがあったようで、とても静かに待ってくれていました。
「いってらっしゃい👋🏻」というと、だまって手を振っていました、、珍しい。「こうやってな」とか、いつも何か言うのですが、無言でした。
そう言えば、3ヶ月くらい前に私が喪服で出かけた時にも、とても大人しく過ごしてくれていました。
夫にもまだ何かを察する時があるんだなぁ、と思った朝でした。