2014年に、前頭側頭葉変性症のひとつ、意味性認知症と診断されている夫との生活をつぶやいています。


週5日で利用している施設に夫を🚙送って行った朝、施設の駐車場で草取りをして下さっている方がいて、「おはようございます、ありがとうございます」と声をかけて、建物の方に主人と歩いて行きました。


主人をお願いしてから、車に戻る時にもう一度「ありがとうございます」と声をかけて車に乗ろうとしたら、「最近お家では◯◯さん(夫)はどんな様子?」と話しかけて下さいました。


あれ?夫のことも私のことも認識して下さってる?近くに行かせてもらうと…何度か施設のイベントでお会いしたことのある方でした。


初めて知りましたが、その方は法人内の施設をいくつか担当していて、時々夫のいるデイサービスにも出勤されているそうです。

そして今日はボランティアで草刈りをして下さっているとのことでした。


さらには、夫を散歩に誘って下さったこともあるそうで、夫が驚異的な速度で歩くので、とても小柄なその方、追いつけなくてびっくりしたけれど、夫に声をかけたら「戻る?」的な事を言って引き返してくれました、と。


そして今日はボランティアできてるので、後で夫に畑の枝豆の収穫を頼んでもいいですか?と聞いて下さいました。


すぐに飽きてしまうかも知れませんが、ぜひ誘ってやって下さい。

実は夫は農学部の出身なのに、私の植えていた大葉を抜いた事があります。

私も同じ距離を歩いても、夫と歩数が大分違います。

土曜は夫を見かけないですね?というお話から、もう一つの施設のお話。

などをお話しして帰りました。


その日の施設の連絡帳に、お手紙が入っていました。朝にお話ししたその方からでした。


夫を誘って枝豆の収穫をしたことが書かれていました。


思っていた半分くらいの時間であっという間に終わったこと。

抜けなくてあきらめていた枝豆を、後でもう一度夫に声かけしてみたら「こうかな?」と言いながら抜いたこと。

結果的に全部、夫が収穫したこと。

靴とズボンが汚れてしまって、申し訳ない。

そして、今朝は貴重なお話をありがとうございました、とありました。


雑談的にお話しした夫の様子を、貴重な話だなんて…

こちらこそ、暑い中の作業途中に、時間をとっていただき、私の知らない施設での夫の様子を教えてもらい、貴重なお話が聞けてとても感謝しています✨


夫は本当に多くの方に支えていただいていると、改めて実感した一日でした。