「置いていかないでよ」
「置いて行くわけじゃないよ」
「1人にしないでよ」
「1人になんかしないよ」
あー
彼女は今すっごくネガティブみたいだ
頭のいい彼女だから余計になんだろうな
「卒業……しないでよ」
「困ったな
卒業はいつか通る道なんだよー」
「なら一緒に卒業しようよ」
「んーとね、あんなちゃん
今から言うことちゃんと聞いててね」
「……うん」
「私はさSKEの3期生として入って
このままSKEとして活躍して卒業するって
考えだったのに組閣があってさまさかのAKBに移籍」
「うん」
「最初っからチーム4の副キャプテンだし
みんなは怖がって馴染めなかったしさ」
「うん」
「だけどAKBに、ここに来たおかげで
新しい仲間と大切な人に出会えたんだよ」
「うん」
「あんなちゃん
AKBに来た私を受け入れてくれてありがとう
仲良くしてくれてありがとう
またね」
「やだよ」
「そして
女優として旅立つ木崎ゆりあをよろしくお願いします」
「っ……はい」
伝わっててほしいな
私はあんなちゃんが大好きなんだよって
言葉にいつかはするからそれまで待っててね