「あかねーん!」
「みずのすけ君?どうしたの?」
「ゆうちゃんの誕生日だから
プレゼント持ってんのかなーって」
「菅井くん今日お誕生日なの?」
「え、うん」
「……知らなかった」
「あーゆうちゃん言ってなかったか」
「どうしよ⁉︎プレゼントないよ!」
「んー?あ、一緒に帰りながら買うとかは?」
「それだ!ありがとう!みずのすけ君」
「いえいえ」
誕生日なの知らなかったな
言ってくれたらお祝いしたのに
みずのすけ君のおかげでなんとかなりそう
よかった
「あれ?守屋さん
そんなとこでどうしたんですか?」
「菅井くん、丁度いいとこに
今日の帰りに買い物付き合ってよ」
「いいですよー」
「あれだね、学校では敬語なんだね」
って言ったら一瞬考えてから
慌てて
「いや!あれは!風邪のせいですから!」
「私はタメ口の方が嬉しかったのになー」
「うっ」
「タメ口がいいなー」
「が、頑張…る」
「ふふっじゃあまた後でね」
よし、約束も取り付けたし
あとは放課後を待つだけだなって思ったんだけど
クラスの子はもちろん他のクラスの子まで
休み時間があるたびに菅井くん話しかけくるんだけど
もしかして私以外ほぼ知ってる感じなのかな
「守屋さん行きますか?」
「へ、あ、うん!行こう!」
「はい!」
心なしかみんなに話しかけられてる時よりも
嬉しそうに感じるのは気のせいかな
って私今日ずっと菅井くんのこと見てるかも