不器用あーやんの日常 -6ページ目

不器用あーやんの日常

気ままに更新していきます
主な内容は、小説や日常について書いていきます








「今日はどこに行くんですか?」

聞いたのになかなか答えない私を
不思議そうな顔で見つめてくるから

「…敬語」

って少し睨んだら

「あ、えっと、今日はどこ行くの?」

わざわざ言い直して申し訳なさそうな顔して
聞いてくるところにかわいいなって思った

「今日はね
駅前のショッピングモールで菅井くんへプレゼント探し」

そう答えたらびっくりしてた

「知ってたの?」

「朝みずのすけ君から聞いたの!
言ってくれたらよかったのに」

「なんか自分の誕生日言うのって恥ずかしいから」

「へー」

「でもなんかみんな知ってるみたいだったじゃん」

「あー、前1人に言ったら広まっちゃってさ」

やっぱり菅井くんもまなきたちと同じくらい
人気なんだなって感じたよ

「そっか
プレゼントなんか欲しいものある?」

「んーと今は特にないかな」

「えーそれ困る」

こんなやり取りを数回しながら
ショッピングモール内を回ったけど

「ねぇ、本当に欲しいのないの?」

「ごめん」

「なんでもいいんだよ?」

「本当に…なんでもいい?」

「う、うん」

急に菅井くんの雰囲気が変わった気がして戸惑った
でも何か見つかったみたいでよかったとも思った

「じゃ、まず
僕の行きたい場所についてきてくれないかな」

「りょーかい」

菅井くんの後ろをついて行くと
学校に近い公園の展望台についた
夕暮れのオレンジが綺麗にみえる

「きれいだね!」

「うん」

「どうしたの?」

「守屋さん、欲しいもの見つかった」

「なになに!」

「僕、守屋さんが欲しいです」

「え?」

どういうことかわかんなかった
私が欲しい?

「急に言われたら困るよね
守屋さんと一緒にいる時間が増えて
ふとした時にかわいいなとか
誰かと話してる時にモヤモヤしたりするんだ」

「それって」

「僕は守屋さんに恋したみたい」

微笑む菅井くんにきゅんとして
顔が熱くなるのがわかった
私も恋しちゃってるみたいだね

「私も…」

「まって!
ちゃんと最後まで言わせて?」

「うん」

「守屋さん
君のことが好きです
僕と付き合ってくれますか?」

「はい!」

「やった!ありがとう!」

抱きしめてくれる腕が
いつもよりすごく強くて
この人なら守ってくれそうだなって感じた

「誕生日が記念日って嬉しいね」

「そうだね!」

手を繋いで展望台を降りていく
恋人って実感が湧き上がる
今まで一緒に出かけても手は繋がなかったから

「守屋さん」

「茜がいいなー、ゆうと」

「あ、茜…ちゃん」

「今はそれでいいけど
いつかは呼び捨てにしてね」

「うん」

帰り道にまなきとりさおに会って
からかわれたけどそれを含めて
記念日の思い出ってことで

「ゆうと!お誕生日おめでとう!
これからよろしくね」

「ありがとう茜ちゃん!
こちらこそよろしく」