不器用あーやんの日常 -23ページ目

不器用あーやんの日常

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本当に突然のことだった
勉強をしていたら横に置いてた携帯が鳴った
表示されてたのは明音の名前
なぜか嫌な予感がした

「も、もしもし?」

「愛李、ここら辺って自殺スポットとかあるかな?」

心臓がドキッて大きく動いた気がした
ただの思いつきかもしれないのに
頭の中で悪い考えがたくさん浮かんで来る

「ど、どうして?」

声が震えて喉が渇いて軽いパニック状態だ

「もう死にたい」

ああ、嫌な予感が当たってしまった
私はどうしたらいいんだろう

「な、何で?」

多分今は理由を聞くのは正解じゃない
頭でわかってるのに言葉は勝手に出てしまった

「んーちょっとね」

誤魔化された
やっぱり聞くのは正解じゃなかった
とにかく止めないと行けない

「ここら辺にはないと思うよ」

「そっかー」

「愛李ならわかると思ったのに」

知ってる
だけど絶対に教えちゃいけない
教えたら明音が居なくなってしまう

「今、どこにいるの?」

「もうすぐ高校の近く」

「そか」

明音の所へ行きたかった
だけど電話を切ってしまったらダメな気がして
電話ごしに話しかけることを選んだ

「車に突っ込んだら死ねるかな?」

「それはダメだよ」

「トラックならいけそうじゃない?」

「ダメだからね」

こんなになるまで気づけなかった
明音の声が涙声ってことも
クラスが違うからとかの言い訳はできない

「死なないでよ。明音」

自然と出た言葉だった

「な、に急に」

「死なないで、明音が居なかったら寂しい」

「愛李がそんなこと言うなんて珍しい」 

明音が動揺してる
普段は冷たくあしらってるから
本当は大切に思ってる

「火曜日、火曜日までは学校行くよ」

「ん、わかった」

「もう家着くから」

「またね」

電話が切れた
残ったのは何もできない悔しさ
だから電話は好きじゃない

今日は金曜
火曜日まではあと4日