無料法律相談 ~ふたりの共同作業~

 

 

こんにちは。司法書士の須永みわこです。

千葉県松戸市で司法書士事務所を開業しています。

裁判関係業務をメインとしている、司法書士では珍しい事務所です。

 

2回にわけて「無料法律相談」を有意義に受けるためのお話をしてきました。

法律相談の概要と、準備のお話です。

今日は相談日当日について書いてゆきますね。

 

まず流れとして、お互いに自己紹介をし、相談内容を話しますね。

 

その際、自分の「求めていること」を付け加えていただくことをお勧めします。

例えば、

「今回相談に来たものの、どうしたらいいのか全く分からないので、とりあえず今日はアドバイスを受けて考えたい」

「法的手続きではなく穏便に済ませたい」

「どうしても許せないので徹底的にやりたい」

「時間や手間はかかってもいいから、コストがかからず安全な方法で解決したい」

「アドバイスだけ受けて、自分でやれることはやりたい」

などです。

 

皆さんが相談に来られるには、自分なりの意見や希望を持っていると思います。

 

しかし、意外にもその意見・希望を具体的に話してくださるかたは少ないのです。

どちらかというと、皆さん、事件のことを話す作業に一生懸命で、「あとはオマカセします!」という印象を受けることもあります。

 

わたしたちは、「相談者の方の求めているもの」を相談者の方の口ぶりや、態度から推し量って言葉にしていますが、それが見当違いなこともあります。

 

時間が限られている無料相談では、相談者の方の「求めていること」をお聞きしてお話するのが、合理的で有意義なものになると思います。

 

わたしたちは、相談者の方の意向、要望を受け止めた上で、専門家としての見地から解決策や対案の提示を行います。

みなさんの要望がベストな解決案の方向と異なっているようであれば、そのズレの部分をお話して、ご検討いただくことになります。

 

「自分ではどうしたらいいか分からないから、先生のよいと思う方法でいいです」という方でも、潜在的に「こうしたい」という気持ちを持っていらっしゃいます。

それをはっきり認識しておかないと、「うーん、この先生の言っていることはなんか違う」と、なんとなく不満を抱えて法律相談をハシゴするようになってしまいます。

 

最後に、「法律相談」の終了時には、ご相談者の方は「いまから自分は何をすればよいのか」を具体的に理解できている状態になっていることが理想です。

逆にいえば、専門家はその「結論」を示さなければならないと思っています。

 

相談をして、「これもできる、あの選択肢もある」と解決したような気持ちになって帰ってしまうことが多いですが、具体的な「結論」をきちんと専門家から確認するようにしましょう。

 

以上が、(無料)「法律相談」をより深みのある有意義なものにするために、お勧めする点をお話してきました。

 

私が思うに、法律相談は、相談者の方と私たち専門家の「共同作業」だと思います。

相談者の方の「この紛争をなんとか解決したい」というやる気が見えると、わたしたちもより一層「頑張ろう」と思えて、事案に入り込むことができます。

もちろん「ああ、この先生苦手だわ」など感じることもあるかもしれませんが、それはわたしたちの方も同様に感じています。

ただ、相談を受けていると、意外にも、相性だけではない部分が出てくるのが人と人との妙といえましょうか。

 

無料法律相談を何度受けても、それはやはり「無料」の価値しかなかったと思うのか、「無料」でも「有料」の場合と同等の価値を得られるのかという点は、ご相談者の方にかかっている部分も大きいといえます。

 

「法律相談を受けてほっとした」と安心した表情を見せていただくのが、わたしたちはなにより嬉しいです。

 

 

法律相談の場でよき出会いがありますようにおねがい

 

また次回のブログをお楽しみにニコニコ