中古店の強盗に始まり店員による横流しなど、

最近何かときな臭い話がつきまとうロレックスですが、

そんなこともあってか正規店では購入制限ルールを新設するようです。

 

これまでも購入制限ルールというのはあり、具体的には

①サブマリーナ、デイトナ等の人気SSモデルを「制限モデル」とし、

制限モデルに該当する商品は年間1本しか買えない。また、購入時に身分証提示が必要。

②同リファレンス番号のモデルは5年に1本しか買えない。モデルチェンジした場合も縛りは継続。

という2つの縛りがありました。

しかしこれでは転売対策が不十分と見たのか、新たなルールを12/16から施行するようになります。

 

新購入制限の具体的な内容は以下の通りだそうです。
①全モデル6か月の購入制限
②全モデル購入時に顔写真付身分証提示
③購入時には本人名義でのクレジットカードでの決済が必要(現金併用可?)

 

ということで新ルールは旧ルールと比較してかなり厳しくなっています。

 

これまではサブなどの制限モデルを購入した人は、デイトジャストやヨットマスターのような

非制限モデルを探しながら、制限期間1年が明けるのを待ちます。

特に転売ヤーはデイトジャスト41やヨットマスタースレートなどの転売益が高いモデルを狙います。

 

しかしながら新ルールの下では、どれを購入しても6カ月の制限が課せられるので、

人気モデル不人気モデルに変化があると思います。

例えば非制限モデルだったDJやヨット、そしてコンビ系のモデルは人気が落ち、

これまで1年の制限だったデイトナは、さらに人気が集中すると予想します。

 

また、全モデルで制限が設定されるということは、店舗間の情報が共有されることになります。

従って転売ヤーがやっていた「複数店舗を回って○カ月で何本買った」というようなことができなくなります。

 

もちろんこれは転売ヤー以外のまともなロレックスユーザーもやっていたやり方なので、

ロレックス店舗の並びや抽選店舗の抽選倍率がかなり改善するのでは、と予想しています。

 

かくいう私も一年間に3本くらい買った年もあるので、そういったことができなくなると考えると

ロレックスとの付き合い方に変化が生じると感じます。

全店舗で情報共有されるということになれば、ホーム店的な店舗に的を絞らざるを得なくなり、

これまで何となく通っていた、顔見知りの店員が一人もいないような店舗には用事がなくなるでしょう。

 

最後に、この新ルールによって二次市場の価格がどう変化するか、です。

結論として、大きな変化はないと思います。

なぜならロレックスの二次流通は日本国内のみで相場が決まるわけではなく、

あくまでも世界の相場が基準となるからです。

 

今回のルール改訂は日本国内に限ったものですので、世界の相場に影響を与えるものではありません。

全体的に見れば、世界経済の変化による需要の増減や為替レートの方が、ロレックス二次市場の価格に影響を与えます。

このシステム改定によってどんなことが起きるか分かりませんが、

おそらく一番人気二番人気のモデル以外は少し買いやすくなると思いますし、

転売ヤーの駆逐には少なからず効果があるのではないかと予想しています。

 

まあ、だいたい一個数百万円もする鉄のかたまりを店に並んで売ってもらう

っていうのが異常ですよね。私は2カ月に1回くらいしか店舗には行きませんが、

自分でやっていてつくづく異常だと思います。このバブルはいつまで続くのでしょうか。

 

↓ロレックスマラソンがなかなか成功しない方への助け舟として、記事を書いています。

私はこの方法を使って、様々な店舗の初見の店員さんから何本も購入できています。

転売目的の方ではなく、本当にロレックスの時計が欲しいという方に活用して頂ければ幸いです。