世の中何でもかんでも値上がりの昨今ですが、

為替がある程度落ち着ついてきたことですし、円安による値上げをした企業は

そろそろ値下げを敢行してもいいんじゃないでしょうかねー。

まあ、一度上げたものは下げないでしょうけど。

 

時計とか尋常じゃないくらい上がっていますからね。あと服も靴も。。

私が欲しいと思うものはみんな上がっています。

 

伊勢丹メンズ館のインスタ投稿にサンクリスピンが取り上げられていました。

ここも以前はこんなに高くなかったような気がするのですが…まあ仕方なしですね。

 

っていうかサンクリスピンはハンドソーン9部仕立てでこの価格ですから、

数時間で出来てしまうマシンメイドとは異なり、相応のコストがかかっていると思います。

 

この写真のタッセルローファーなんて、本当に有機的で美しいシルエットですね。

ソール面なんかを見ると手作りならではの風合いがあって、それもまた良い部分です。

 

ホールカットについても、継ぎ目が一切ない「シームレスホールカット」を既製で展開していたり、

なかなか見どころの多いメーカーです。

シームレスのホールカットを既成でつくるのはベルルッティ(限定品?)とヨウヘイフクダ(MTO)

くらいしか自分は知りません。

 

伊勢丹の紹介文にも書かれていますが、見た目と履き心地を高い次元で両立させたメーカーだと

私は思っています。特に履き心地についてはかなり硬い部類に入りますが、

不思議なくらい足馴染みは良いです。底面の形状の良さと、タブラーの硬さ、ハンドソーン製法

などが履き心地の良さに寄与していると考えます。

 

もっと売れて欲しいメーカーではありますが、ジョンロブのように広告料をかけられるわけでもなく、

エドワードグリーンのように歴史と知名度があるわけでもないので、今の立ち位置となっています。

靴そのものの実力で言えば、JLやEGよりも上だと私は勝手に思っているのですが、

世間の評価は製品の良し悪しだけで決まるものではないので、仕方がないことです。

 

あと、東欧靴特有の馴染みのないデザイン(言ってしまえば変なデザイン)が多いのも

今一つ人気が出ない理由でしょうか。そこが良さでもありますが・・・。