物価の変動を反映した「実質賃金」は、前の年の同じ月と比べて0.7パーセント減り、25か月連続の減少となりました。統計が比較できる1991年以降、最も長い期間連続で減少していて、依然として物価の上昇に賃金が追い付いていない状況が続いています。

ただ、実質賃金の下げ幅は、前の月と比べて1.4ポイント改善しています。

厚労省はその理由について、「今年の春闘で高い水準で賃上げの動きが広がった影響などが考えられる」としたうえで、「実質賃金が今後いつプラスに転じるか注視したい」としています。

 

う~む、これは明らかに失政だと思うんですけど、皆さんどうお考えでしょうか。

物価上昇に賃金上昇が追い付かないという状況。

先月の数値は非常に重要で、というのも「賃上げが反映されればプラスに転じる」

なんて無責任に言われていましたから、それでもマイナスというのは衝撃です。

 

 

高い物(住宅、車両、耐久消費財など)は売れなくなっていくでしょうし、

「ちょっと良い物」みたいな商品もしばらくは厳しいでしょう。

 

インバウンド需要や、国内富裕層の豊富な消費意欲によって突き抜けたブランド品

は今後もしばらく絶好調でしょう。

 

ヴァンクリは値上げ前の駆け込みで大行列ですし、

銀座のディオール、ルイヴィトン、ゴヤールなんかも並びが発生しています。

故に百貨店の売上は絶好調で、株価もここ最近は上がり続けています。

 

外国人は日本でブランド品を買ってうまいものを食う。

日本人は質素倹約で過ごす。株を買っておこぼれをもらう。

そんな日常がしばらく続きそうです。

 

 

 

今月ビスポークの2足目をオーダーしようと考えているのですが、

いつになく後ろめたい気持ちがあります。

というのも、このような状況でバーンっと消費するというマインドにならないんですよね。

頑張って自分で貯めたお金なのでどう使おうと勝手なのですが、

こんな指標を見せられたら消費のマインドも落ち切ってしまいます。。

実際そんなに懐に余裕があるわけでは無いですし。。

 

とはいえビスポークシューズには既成靴を超える満足感がありますし、

仕事へのモチベーションにもなります。

文字通りの一生ものになりますから、安くは無いですが高くない買い物だと思います。