先日中野ブロードウェイの有名時計店の通販サイトからとある時計をポチったのですが、

注文の確認が遅れたのか、はたまたネットの更新が遅れたのか、

およそ半日後に「商品は既に商談中で、キャンセル待ちのみ受付します」というメールが来ました。

 

そんなに安い買い物ではないのでさんざん悩んだ挙句、思い切ってポチったのですが、

思いもよらぬ結果に7割のガッカリと3割の安堵を感じています。

 

中古時計の通販なんてしたことがなかったので、この業界の常識を知らなかった私が悪いのですが、

買う買わないの葛藤をして注文ボタンを押すときまでの緊張を返して欲しいですね。。

 

まあ中古時計なんて全て1点ものですし、来店客の多い中野であればこういったこともありますよね。

 

 

 

話は変わって、

先日商談で会った取引先の方がSinnの時計をしていました。

「それジンですよね?」と尋ねたら「そうです。知ってる人が少ないんですよね!」と言われ、

こちらが気付いたことにとても喜んでいました。

もともと数十本の時計を持っていたそうなのですが、売り買いを繰り返し本数を減らしながら

本当に良いモデルに絞っていった結果残ったうちの1本とのことです。

Sinn 556.I.B

意匠ひとつひとつに機能的な意味があり、足すものも引くものも全くない完成されたデザイン。

スイスやフランスの時計とは違った「機能美」という魅力があります。

「物足りない」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

長く使うならこのくらいミニマルなデザインの方が愛用できると思います。

 

決して安価なものではありませんが、絶対に手が届かないというような値段ではありませんので

1本は持ってみたいなぁ、と前々から思っていました。

 

実際に貸してもらって手に取ると、重さも程よく、ブレスの滑らかさや腕に載ったバランスも

実に丁度良い塩梅です。何より文字盤の視認性が素晴らしい。

本当に機能や実用性に重きを置いた時計ブランドなんだなと感じさせてくれます。

 

冒頭に買い逃した時計を諦めて、Sinnを1本買ってみようかと思っています。