今話題のトケマッチ騒動。最近になってその実態が徐々に明らかになってきました。

 

度々ニュースで報じられるので、全然時計に関心のない人にも「トケマッチ」の名称や

昨今の腕時計市場の過熱が伝わっていることでしょう。

 

 

 

 

 

 

話を総合すると、当初は真面目にやっていて途中から事業に行き詰ってやったというよりは、

初めから集めた時計を売却する目的で勧誘していたようですね。

 

代表が逮捕されても売却された時計は戻ってきませんし、どうせお金も隠しているだろうから

売却資金で弁済されることも無いでしょう。

詐欺行為というのは、無敵の人になってしまえばやってしまった者勝ちなのがこの世の中です。

 

 

これが時計ブームに水を差す、もっと言えば終わりつつあるブームにとどめを刺すのかなと思っています。

 

トケマッチ由来の中古品が二次市場には漂っています。それらは盗品扱いされ、

二次市場で購入した人が、数年後にそれを再度二次市場で売却しようと思った場合、

シリアルナンバーで盗品扱いとみなされ再売却ができない可能性があります。

もしくはメーカー純正のメンテナンスを受けられない可能性があります。

 

被害リストをみると大半はロレックスでした。

中古市場で出ているロレックスは買いにくくなります。

特にギャンランティーカードなし等の中古商品は危険かもしれません。

 

こうなると活況が続いていた腕時計の二次市場も少し沈むような気がします。

 

かたや新品は相次ぐ値上げで販売が鈍化していますし、

こうなると1次2次共に負のループに陥るかなと思います。

昨年あたりから腕時計絡みの犯罪も増えていますし、何となくイメージも悪いですね。

 

 

とはいえ私が欲しいランゲのオデュッセウスは一向に中古価格が下がりません。。

鉄の時計にあんなお金どう逆立ちしても出せません。まあ金でも銀でも出せませんけどね。。