先日某百貨店に行ったところ、家族の買い物が長引き暇を持て余したので

ふと一度も入ったことがないルイヴィトンに入ってみました。

 

よく考えてみたらこの歳になってルイヴィトンの製品を購入したことはおろか

ブティックにも一度も入ったことがなかったんですね。

 

私が小学生か中学生の位の頃から、ルイヴィトンには少し悪いイメージがありました。

ヤンキー御用達、今で言うパパ活女子御用達、大阪のおばちゃん御用達みたいな、

俗っぽいイメージが私には刷り込まれていました。

「モノグラムは絶対身に付けない」みたいな謎の自負がありました笑

 

 

そんなルイヴィトンですが、2023年にタンブールという新作時計を発表しました。

「タンブール」自体はこれまでも何度も作られてきたモデルなのですが、

今回はムーブメントを一から製作し、デザインや外装面においても刷新し、

大幅にリブランディングして登場しました。

 

もちろん提灯記事もあるでしょうけど、これまでアパレルブランドが出してきた

中途半端なファッションウォッチとは完全に異なった立ち位置で、

しっかり高級腕時計として各方面から高評価されています。

 

ラグジュアリースポーツというジャンルに括られるのかどうか分かりませんが、

メタルブレスということでスポーティでありながら、アラビアインデックスや

スモールセコンドがどことなくクラシックな様相を呈しています。

 

 

Ref.W1ST10、Ref.W1ST20。直径40mm×厚さ8.3mm、50m防水。ステンレススティールケース。

グレーまたはブルーダイヤル、

6時位置にスモールセコンドのインダイヤル、ホワイトゴールドの針、針と数字にスーパールミノバコーティング。

無反射コーティングサファイアクリスタル、サファイア製シースルーバック。

自動巻きCal.LFT023直径30.6mm×厚さ4.2mm 22Kローズゴールド製マイクロローター

約50時間パワーリザーブ、31石、2万8800振動/時(4Hz)

ジュネーブ天文台クロノメーター認定済み

 

261万8000円(税込)

 

価格はこれまでのルイヴィトンの時計からするとかなり高額になっていますが、

時計好き界隈の人達から言わせると、むしろこの値段では安いくらいの作りこみだそうです。

260万の鉄で「むしろ安い」って完全に狂ってますよね。。

 

 

かなり立体的な文字盤とインデックス。これで厚さ8.3mmだそうです。

ケースがブレスに直結しておりラグというものが存在しません。

これが装着感にプラスに寄与するそうです。

このスタイルはこれから流行りそうですね。

 

マイクロローターにはLVをモチーフにした彫金が施されています。

ローターもかなり厚みがありますね。この辺りも時計好きの心をつかみそうです。

ショパールのアルパインイーグルLUCと見た目も価格も近いですね。

 

 

公式HPのリストショット。シャツの袖口の収まりがよさそうです。

日本のHPだからなのか、しっかり腕もアジア人起用していますね。

 

モノグラムの時計ケースもついてきます。

正直これだけでも50万円位の価値はあるんじゃないでしょうか。

泥棒が家に入ったら真っ先に盗まれそうです。

 

 

現在1年待ちで、しかもこのケースもいつまで付けるか決まっていないらしいです。

初ルイヴィトンがタンブール!?ということももしかしたらあるかも・・・

と思いましたが、価格的に今は逆立ちしても無理ですね。

そしてお金がたまった頃には鬼のように値上げしてそうですね。。結局無理ですね。

 

どことなくランゲ&ゾーネのオデュッセウスに似ているような気がします。

オデュッセウスはランゲのドレスウォッチのデザインコードをスポーツに落とし込んだ

ものですので、LVタンブールとはコンセプトが異なります。

しかしながら、デザインを突き詰めていくと行き着く先には共通の何かがあるのかもしれません。

 

私は寄り道せずにオデュッセウス道を進もうと思っています。まあ無理ですけどね。

 

 

 

既存のタンブールを見ると、今回のタンブールがLVの時計部門のリブランディングであることが窺えます。