手本にしたい走り方② | より速く、より強く、そして・・・より美しく!

より速く、より強く、そして・・・より美しく!

速いランナーになる為に必要なこと
強いランナーになる為に必要なこと
美しいランナーになる為に必要なこと

~すべては、ここから始まります~

手本にしたい走り方①

日本の枠にとらわれない思考を養うため、世界最高峰のトレーニング行うために

アメリカ・オレゴン州でトレーニングに励んでいる選手がいます。

オレゴンプロジェクト門下生の大迫選手(日清食品グループ:早稲田大学卒)です。

大迫選手は、学生時代から、オレゴンプロジェクトに加わっています。

しかし、その時は、まだ見習いのような形で、一回の練習参加期間は、

最長で2週間程度しか参加が許されていなかったようです。

これは、他の日本の選手が参加したいと言っても、同じで、

正式なメンバーにならなければ、簡単には練習参加することが出来ません。

オレゴンプロジェクトは、ナイキのプロジェクトでもある為、

ナイキ以外のメーカーと契約している選手は、基本的には参加出来ません。

ですから、大迫選手も、それまで履いていた(契約していた)

メーカーとの契約を打ち切り、ナイキとの契約の決断をしました。

あのシューズが合わないとか言っていられない状況です。

練習に参加したければ、幾つかの条件をクリアーしなければなりませんでした。

昨年の4月、アメリカのスタンフォード大学で開催されたレースで

大迫選手の走りを見ました。このブログでも結果を紹介したように

ペイトン ジョーダン カージナル招待

既に練習参加の成果は出始めていましたが、今年になって、正式に

門下生として迎えられてからは、その走りに磨きが掛かっています。

大迫選手と言うと、駅伝の解説等でも「つま先着地が特徴」だとか、

「キック力を使って走る」という表現をされますが、実際には違います。

そのように見えますが、股関節の使い方が上手なのです。

地面からの反射によって得られる反発力を使って前へ進む力にしています。

筋肉の力に頼らずに、最小限の力で、最大限の推進力を生み出しているのです。

先日、チームメイトとの練習風景の映像を見ましたが、

脚の回転と着地のタイミングは、日本人のそれとは全く違い、

海外トップランナーの動きに近くなっていました。

関節の動きを上手に使い、無駄な力みをなくし、最小限のエネルギーで

最大限の前進運動に繋げている印象を受けました。

上半身は非常にコンパクト。しかし、下半身は「レレレのオジさん走り」。

走っているペースが速いのもありますが、兎に角、

世界のトップクラスの動きの習得が出来つつあると感じました。

大迫選手の走りの良さは、このブログでも、これまで何度も

紹介してきましたが、更に進化しているのが分かります。

余程の吸収力がないと、ある程度成長した大人の選手は、

動きの習得は出来ないのですが、大迫選手は、理屈ではなく感覚的に

「規格外」の走り方とトレーニング知識を身につけているようです。

今、果敢にチャレンジしている成果は、どこで、どのように出るのか

予測は出来ませんが、2020年東京五輪の辺りには、指導している

サラザールコーチが言うように、世界のトップ5に入る

「マラソンランナー」になる可能は十分にあると思います。

「特別なことをやっているし、特別な環境を与えられているんだから当たり前」

というのは、違います。与えられても、それを活かすことが出来ない

辞めて帰ってきてしまう選手が多い中、自らの意思で飛び込んでいる

のですから、今は、異端児でも、近い将来、低迷する日本長距離界を

救う存在になると思います。そして、そこから、世界基準の目を持つ

選手がどんどん出て来てほしいと思います。


三人目は、平井健太郎選手(京都大学)を紹介します。