錦織圭選手の大活躍によって、日本中が盛り上がっています。
快挙を成し遂げた若きテニスプレーヤーは、
中学生からアメリカに渡り、厳しい環境の中で修業をしたというのは
多くの皆さんがご存知だと思います。
錦織選手のインタビューを観て、流暢な英語で堂々と話す姿を観て、
テニスのレベル以上に、
「凄い!」「カッコいい!」「あんな風になりたい!」
そう思ったジュニアアスリートは、多かったと思います。
彼は、日本人ですが、日本で育った選手にはない
「世界レベルのアイデンティティ」を持っているのです。
彼のあとに続く選手を見てみると・・・
どのスポーツにおいても、
子離れできない親、選手離れ出来ない指導者、
自己満足になっていないかが懸念されます。
中学生からアメリカのテニススクールへ行く。
日本の多くのジュニアアスリート、いや、その指導者に
欠けているのが、この発想です。
良い選手がいると、どうしても自分で抱え込みたくなる。
「あいつは、俺が育てた!」
そう言いたい指導者が多いのも、日本が世界から置いて行かれている
一番の理由です。
水泳は強いですが、中国だって、韓国だって強い選手はいます。
世界的に、日本がずば抜けて強い訳ではありません。
サッカーは、男子で言えば、韓国との差はあるのか?
女子で言えば、北朝鮮に楽勝出来るのか?
体操、野球、シンクロ、バレー、バスケ、スキー、スケートなども、
殆どすべての競技で、ジュニア時代を国内で育て、
シニアになってから世界的に大成功を収めた選手は極々一部です。
シニアになってから海外経験を積んで、歳を追うごとに
熟練のテクニックで、ベテランの味を出して活躍した選手も
実は、それほど多くありません。
世界的に通用するレベルになった選手に共通しているのは、
やはり語学力も武器にしているという点です。
ゴルフの宮里藍選手の英語力は素晴らしいですし、
卓球の福原愛選手の中国語は、本当に上手です。
テニスの杉山愛さんも、英語はペラペラです。
あるいは、そこまで堪能でなくても、海外の環境に居ても
ストレスなく過ごせる、あるいは、海外での生活が当たり前として
逆に楽しさを見出せる個性がなければ、海外では通用しません。
Qちゃんや有森さんも、海外生活に何の抵抗もなく、英語での会話に
ストレスを感じない強さがありました。
要は、一年の半分を海外で生活しても平気な人間性が
養われているのです。
20歳を超えてから経験するのも良いですが、
中学生くらいから、どんどん海外へ出て修行する強い気持ちと
「いつか世界で勝負するんだ!」という気持ちを養う育成方法が、
全ての競技に当てはまる、今後の課題だと言えます。
可愛い子、そして、将来性が楽しみなジュニア選手には、
どんどん海外へ出て、世界で通じる本当の強さを磨いて欲しいです。