走りを見せた川内優輝選手。
別大を終えて期間が短い中でのレースについて
記者から問われると、
「年間10レースくらい走るので問題ない」
そう答えて周囲を驚かせたという記事もあります。
1レース走ったら暫く「お休み期間」に入り
レースに出場しなくても給料の保証がされている
実業団選手達には、耳の痛い話ではあります。
以前にも紹介しましたが、駅伝とマラソンの両立。
これは、出来ないと言っている方が問題があります。
私が以前所属していたチームでは、
脚作り期間には、毎週末30㎞や40㎞を行うので
立て続けにレースに出場したとしても
一定のパフォーマンスを発揮できる能力が養われます。
その能力とは、フィジカル面での「走力」と
メンタル面での「耐久力」のことを指します。
川内選手には、この両方が当たり前のように
養われているので、連戦を重ねても壊れない
体力と精神力があるのだと分析出来ます。
これは、昨日今日に養われたものではなく
中学高校時代からの積み重ねによるものが
大きいと思われます。
川内選手が高校生の時、
同じレースに出場した経験のある選手が
「いつもぶっ倒れているのが川内選手だった」
「なんでコイツは、いつもぶっ倒れるんだろうと
不思議に思っていた」というのですが、
今となってみれば、あれは大げさなパフォーマンスではなく
その頃から「全力を出し切る」という習慣が
身についていたのだと理解できます。
我々には、リミッタ―(自動制御装置)があり
苦しさを感じると自動的にそれが作動するのですが、
マラソン成功には、このリミッタ―を
ある程度解除することで限界点を高めることが出来ます。
限界以上に追い込むということではありません。
「もうこれ以上、スピードが出ない」
そう思っている思考を変えてあげるだけで
限界点は高まっていきます。
