新しいテレビ中継の在り方 | より速く、より強く、そして・・・より美しく!

より速く、より強く、そして・・・より美しく!

速いランナーになる為に必要なこと
強いランナーになる為に必要なこと
美しいランナーになる為に必要なこと

~すべては、ここから始まります~

高校駅伝、大学駅伝(箱根駅伝)、実業団駅伝
全ての駅伝において、優勝候補には、
必ず事前取材があります。

その取材日数・時間の長さによって
テレビ局が、どのチームを注目しているか、
どのチームを優勝候補として考えているかが分かります。

私が実業団コーチ時代、豊田自動織機が初優勝した時、
事前取材はありましたが、それは視聴率獲得の為に
小出監督がメインで取り上げられて
チーム自体は、三井住友海上、第一生命など
過去に優勝経験のあるチームがメインでした。

優勝の前夜、私は知り合いのマスコミ関係者に
明日のレース展開を話し、優勝する為のパターンを
話していました。

実際に、その通りになったので、その方達は
大変驚いていました。

私が高校生の時、所属校が高校駅伝地区大会で優勝し、
全国高校駅伝でも優勝候補の一角に挙げられていました。

金曜日に西京極陸上競技場で練習している時に、
NHKの中継車がリハーサルをしていました。
メイン競技場では、実況アナウンスが流れていました。

「只今、先頭が入ってきました、先頭は○○高校」
「続いて、○○高校」

事前の情報をもとに順位を予想し、そのように
リハーサルをしていたのでした。

「3位、4位・・・」
「5位、6位・・・」

私の高校は、8番目にアナウンスされ、

「○○高校は、8位でゴール」と言われました。

この放送を聴いて、顧問の先生を始め
選手皆に気合が入ったのは言うまでもありません。

結果は、5位でしたが、
優勝できなくてとても残念な気持ちと、
事前予想を上回ることが出来て良かった気持ちが
あったのを覚えています。

今年の箱根駅伝では、実際何が起きていたかと言うと

東洋は安定して強い、しかし、やはり柏原君の
抜けた穴は痛い。ここをどう埋めるか。

駒澤も強いが、全盛期のような強さはない。

早稲田も線が細い。

明治、青学も楽しみですが、優勝まではちょっと…

それに比べて、日体大は、チームが生まれ変わっている。
スーパーエースはいなくても、強さを感じる。

そういう声があったのも事実です。

それは、全国高校駅伝の時に、日体大の関係者が
日体大卒業の先生方を一同に集めて激励するという
組織力を見せていたこと、そして、多くの卒業生が、
「強い日体大」を甦らせる為に一致団結して
チーム強化に協力していたことからも分かります。

「今年の日体大は、何かをやってくれそうだ」という
雰囲気は年末にはすでに出来上がっていました。

そういうチームの変化を、事前情報として収集出来なかった
中継局は、「予想外の展開」としきりに言っていました。

予想通りに運んでも良いが、予想外のことが起きるのも
視聴率獲得には、必要なことであるのも事実です。

テレビ局にとって、一番、つまらない展開は、
早々に勝負が決まってしまうこと。

昨年末の実業団女子駅伝のように、
ユニバーサルエンターテインメントが1区から逃げて
そのまま競り合うことなく優勝してしまう。
こういう展開は、視聴率が低迷するので
中継局は出来るだけ、ハプニングに期待しますが、
ユニバーサルは、普通に走って普通に勝ってしまいました。

予選の結果から見ても、ユニバーサルの優勝は
かなり高い確率があったのにも関わらず
優勝候補を、前年優勝チームとして、
スーパールーキーとして盛り上げたりしていましたが、
解説の千葉真子さんも言っていたように
「経験不足」が出る走りになっていました。

高橋尚子さんや、柏原選手のような高視聴率選手は
そう簡単には出てこないものです。

解説をする方々も、以前のように
脚で情報を仕入れる努力をしていないのも
レース展開を読めない理由となっています。

情報収集方法もテレビ中継方法も
今の時代にマッチした方法があると思います。

何十年も変わらない中継方法では、
ドラマも生まれにくいですし、新しいスターの
誕生も期待できません。

今だからこそ、新しいマラソン・駅伝中継の形が
求められていると思います。

デジタル技術を駆使して、ランニングフォームの違い
(ピッチ数、ストライドの広さ、重心位置、接地ポイント)
を分かりやすく紹介したり、前半の走りと後半の
走りを映像とデータで比較したりすると
面白い中継が出来ると思います。

見ている方々の「知りたい情報」をお伝えするテレビ中継を
実現させてみたいですね。




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