自分の新しい可能性を見出すために
本来の自分の武器を封印し
今までしたことのないトレーニングに
励んでいます。
その選手の武器はスピード。
高速ペースで最初から飛ばし
そのまま逃げ切るレースが基本。
勝負に拘った時には、
集団の中でじっと我慢し、
ラスト500mから思い切って逃げる。
それが彼女の持ち味でした。
今、彼女が取り組んでいるのは
スタミナ養成トレーニング。
トップスピードではなく、80%のスピードで、
今までより倍くらい長い距離を
走り切るスタミナを養っています。
スタミナ養成練習は、一番キツイ練習です。
ゆっくり長く走るだけでは、
スタミナは養えません。
スタミナ養成練習とは、
これ以上ペースを上げたらもたないけど
このペースならギリギリ走り切れるという
スピード維持走を言います。
決して楽なペースじゃないけど、
オールアウトしないペース。
油断するとキツイけど、
ギリギリ集中力が続くペース。
こういうペース走がスタミナ養成に繋がります。
例えば、
10000mの自己記録が42分の方が
40分で走りたいと思ったら
8000mまで4分ペースで押す練習をします。
最初は、5000mまで4分、その後は4分10秒。
二回目は、6000mまで。
三回目は、7000mまで。
四回目に、8000mまでいければOK。
五回目は、スピードを上げたり、距離を伸ばしたりせず
余裕を持って走り切ることを目標にします。
そうして8000mまで4分で押せれば
コンディショニングさえ間違えなければ
本番では10000mまで走れてしまいます。
人のカラダというのは、そういう風に出来ています。
(つづく)
