「パソコンは45分まで」
こんなデータがあるのを知っていますか?
免疫学の世界的権威、安保徹先生によると、
目を酷使して眼精疲労がたまった時、
血圧は200近くまで上がっていることがあるそうです。
血圧200は、人が激怒して興奮している時と同じ値です。
興奮している状態では交感神経が強く緊張してしまうので、
体は疲労状態になり、それをそのまま継続していると
疲労はどんどん蓄積してゆき、全身の血流が滞り、やがては
組織破壊へと進んでいきます。
眼精疲労が引き起こす体の疲れは、
「視力が落ちて、後頭部や肩がこってくる状態」
というレベルではなく、
全身的な血流障害にまで陥ってしまうそうなのです。
パソコンは通常テレビを見るより2倍の負担が目にかかるそうで、
障害を引き起こしやすいのだと言われています。
ですから、
「パソコンによるデスクワークは、
想像以上に体全体に負担を掛けている」
そういう意識を持ってお仕事をなさってください。
長時間の仕事がある場合は、
1時間に10分程度の休憩を入れるようにして下さい。
そして、もうひとつ。
安保先生は、こういうことも言っています。
「近年、働く女性で乳がんになる方が増えている」。
オフィスでは冷房がきつく体が冷えてしまっている上、
パソコンを使ったデスクワークによって目を酷使しているでの、
ダブルパンチで免疫力を低下させてしまっているのです。
20~30代はまだ若く、体力もあるので影響が少ないですが、
40~50代の女性の場合、こういう生活をしていたら、
がんなどの大病を患う確率が高くなるのだそうです。
特に女性は胸が冷えてしまいがちなので、
乳がんを引き起こす要因になっているとも言えます。
ストールを掛けるなどして、胸が冷えてしまわないように
十分に注意して下さい。
最後に、私の立場から言うと・・・
体が冷えてしまっている状態から、すぐにジョギングなどの
呼吸を上げる運動をすると、体の体温調整が困難になり、
疲れを引き起こす原因になります。
「あれ、なんでこんなに体が重いんだろう」
そう思うことも少なくないと思います。
急激な発汗や、大量の発汗は
体に大きな負担を掛けてしまうので、運動する前には、
準備運動をしっかり行って下さい。
すぐに走り出さずに、ウォーミングアップで一度軽く汗をかいてから、
練習に入るようにすると、体への負担が軽減できます。
まだまだ厳しい残暑が続きます。
女性の皆さん、十分にお気をつけて下さい。
※男性編は次の機会にお話します。