勝者のイメトレ！

まずは、頭の中で真っ白なキャンバスをイメージします。

そのキャンバスに、今の自分を描いてみましょう。

１．どこにいますか？

２．何をしていますか？

３．どんな格好をしていますか？

４．どんな表情ですか？

５．周りに誰かいますか？

６．もし、誰かいるなら、その人はどんな表情をしていますか？

７．あなたを見ていますか？

８．目の前（隣）に居ますか？遠くにいますか？

９．そこにいる自分はどんな性格ですか？

１０．今、何がしたいですか？

＜今の自分の姿が分かります＞

今の自分の姿、置かれている状況、精神状態、周囲からの見られ方などが分かります。

メモなどに書き残しておきましょう。

では、更に細かく自分を見つめてみましょう。

＜以下の質問に即座にお答え下さい＞※ない場合はないと答えて下さい。

１．好きな食べ物は何ですか？

２．好きな飲み物は何ですか？

３．好きなタレントは誰ですか？

４．好きな数字は何ですか？

５．好きな色は何ですか？

６．好きな動物は何ですか？

７．好きなテレビ番組は何ですか？

８．好きなスポーツは何ですか？

９．好きな歌は何ですか？

１０．好きな映画は何ですか？

どんどん、行きます。

＜自分の好きなところを５つ言って下さい＞

はい、どうぞ。

＜自分の嫌いなところを５つ言って下さい＞

はい、どうぞ。

※ポイントは、即座に回答することです。

では、ここでひと休憩。

今、あなたが行ったもの。これは、自己分析能力を高めます。

素直に自分をさらけ出せるかが鍵。

強い自分も弱い自分も全て自分だということを認識すること。

強い自分を更に強くするには、どうしたら良いか考えること。

そして、弱い自分を改善するには、どうしたら良いか考えること。

自分の弱さに気付いた時、

人は初めて強くなろうと努力します。

ありのままの自分を理解した上で、自分に必要なものを探します。

試合の3か月前、1か月前、3週間前、10日前、5日前、前日に

自分描きトレーニングを行ってみて下さい。

描いた自分の違いに驚きますよ。

さて、今度は。

強い自分をイメージして下さい。

１．強い自分は、どんな格好をしていますか？

通気性の良い最新のウェアーを着ている。

原裕美子が履いていたのと同じシューズを履いている。

石川遼君が使っているのと同じクラブを持っている。

錦織クンが使っている、ラケットを持っているなど。

強い自分が身につけているもの、それがあなたの武器になります。

高性能なウェアーを着ていたら、そのウェアーを買ったらいいです。

キック力を増すシューズを履いていたら、そういうシューズを探せばいいです。

錦織クンのテニスラケットだったら、そのラケットを探します。

石川遼君が使っているゴルフクラブだったら、それを探します。

すぐに手に入らない場合は、手に入れるための手段を探しましょう。

時間が掛かっても、それが手に入った時、あなたは更に強くなります。

いや、最終的に手に入らなくても、

自分の力を発揮する為の手段を得たい。

そう思う気持ち、前向きな気持ちが、あなたを強くします。

肝心なのは、自分が使うモノにこだわりを持つ事。

一分、一秒でも速くなりたい。

一発で決めるスマッシュを打ちたい。

残り80ヤードから狙った場所に的確に落としたい。

そういう意欲が、自分のモチベーションを更に高め、

やる気に繋がり、向上心を高めてくれます。

２．強い自分は、試合前夜、何をしていますか？

テレビを観ている、I podを聴いている、

ストレッチしている、マッサージしている、

リラックスして早く眠っている、

緊張して友人に電話しているなど。

明日の事が心配でなかなか寝付けない。

ドキドキして、自分の鼓動が聞こえるなど。

出来るだけ具体的にイメージして下さい。

３．強い自分は、試合直前、何をしています？

記念撮影している、サインを書いている、

手を振っている、音楽を聴いている、

友人としゃべっている、携帯メールしている、

緊張して胸に手を当てているなど。

ガチガチになって、試合どころではない。

今にも逃げ出したい心境だなど。

出来るだけ具体的に、自分のしぐさ、表情をイメージして下さい。

４．強い自分は、試合中、どんな表情をしていますか？

予想通りのレース展開（試合運び）になり、笑顔が見えている。

多少苦しい顔をしているが、まだ体は動いている。

思ったよりも体が重く、少々困惑している。

相手の動きが気になり、イライラしている。

全然、体調が悪く、苦しんでいる。

苦しいけど、必死になって乗り越えようとしているなど。

出来るだけ具体的に、自分の表情をイメージして下さい。

＜２～４の解説＞

試合前夜、試合直前、試合中の自分をイメージすることで、

試合に対する青写真が描けて、実際に同じ状況になった時に、

落ち着いて対応出来るようになります。

何度も何度もシナリオを描き、そのシナリオの結末までを

繰り返し繰り返しイメージして下さい。

良い事ばかりイメージするのではなく、

悪い状況に置かれた自分をイメージしておくことも大事です。

悪い状況におかれていても、それに対して、どう対応するか、

思うようにいかない時もあることを知っておく事。

それが、安定した力を発揮する能力に繋がります。

試合中に起こったアクシデントや不調に対する問題解決能力。

これが、大きな試合で結果を出す為に必要な要素となります。

５．強い自分は、試合後、何をしたいですか？

試合が終わったあとの楽しみを作るのも大事な要素です。

その楽しみの為なら、いっちょ、頑張ってやるか！

そう思える自分が出来てきたら、試合に対する恐怖が和らぎます。

好きなものを食べに行くでも良し、映画を観に行くでも良し。

温泉旅行へ行くでも良し、ただ、部屋でのんびり過ごすでも良いです。

出来るだけ具体的に言うのが大事です。

「焼き肉を食べに行く」とか、「草津温泉に行く」だとか。

ハッキリと明確なものにするのが大事です。

「ハッキリと分からない、その時になったら何かするよ」

では、達成感が薄らぎ、意欲が沸きません。

より具体的にハッキリと言えるようにしましょう。

勝利を呼び込むイメージトレーニング。

「勝者のイメトレ！」

まずは、第一段階として、ここまで試してみて下さい。