※被災地の写真が精神的にキツい方はご注意ください。












休みをとって、宮城県山元町に帰省して来ました。
東日本大震災の被災地のひとつです。

百聞は一見にしかずとはまさにこのことで、テレビでどんなに報道されようと、現地に足を踏み入れた衝撃には遠く及びません。

押し流された家屋や車、が至るところに散乱し、うずたかく積み上げられた瓦礫の山に圧倒されました。

実家の建物自体はそこにありましたが、一階部分は津波に壁をぶち抜かれ、水は二階まで押し寄せたそうです。近隣の家々がほぼ流出した状況で家族が助かったのは奇跡と言うほかありません。
建物は近い内に取り壊すことになりました。

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ここは自宅の庭です。
波はそこにいた人たちもろとも隣家を押し流し、庭には大量の海砂と瓦礫を残していきました。
この中から思い出の痕跡を探すのは不可能に近いでしょう。

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ここはJR坂元駅があった場所です。駅舎とホームを繋ぐ陸橋だけが残っています。故郷の面影を求めて多くの人が訪れていました。

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ホームから見下ろす故郷です。
どこに何があったのか分からないほどに何もありません。
これを撮った場所から振り向くと海が見え、波が打ち寄せるのを確認しました。震災前は有り得なかった光景です。
地盤が70センチ下がったらしいです。

…実際に見てみて、復旧、復興には途方もない時間がかかることが分かりました。



頑張ろう日本!
頑張ろう東北!

…様々なスローガンが叫ばれていて、地域を限らずに色んな支援をしてくれています。
僕自身、周りの人たちからいただいた温かな心遣いに感動しました。
本当にありがたいことです。

僕は支援物資を用意することができず、せめて何かということで、今回の帰省で家族を温泉に連れて行くことにしました。(経済活動!)

支援も大事だけどエネルギー補充とリフレッシュも大事です!

ゴールデンウイークを楽しんでください☆