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生ける建築

世界各地の建築の中に見る「美と力」

昨日、2物件のオープンハウスの見学に行ってきました。

偶然、同じ方面の場所だったので短時間でしたが、効率的にまわれました。


一件目は手塚貴晴さんの「青葉台の家」です。


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地下車庫+2階建て(鉄骨造)の住宅で、2階がLDK,1階が寝室という、手塚さんらしいシンプルは間取りです。



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2階LDK

2方向の木製サッシを引き込むと、部屋の2面が全て開放されます。

天井が高く、サッシHと垂壁の感じがいいですね。天井に照明器具がなく、ペンダントのみで全方向を照らすというのも面白いです。

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1階寝室

寝室とはいってもかなりオープンな間取りです。

当日は午前中から、若い見学者が勉強に多数来ていました。


2件目は中村 高淑さんの「宮前平の家」です。


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中村さんらしい木の雰囲気を随所に使った、温かみのある家です。

木造2階建ての住宅です。

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LDの南側に採光の為の吹抜けです。


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室内にも外壁同様の木材が貼っていて、シンプルだけでない良さがありました。



小淵沢駅からタクシーで10分ほどの場所にある「清春芸術村」に行ってきました。


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自然の中にあるこの芸術村には大小合わせて8棟の芸術に触れ合うことのできる建物が点在します。

門をは入ると正面には円形のアトリエがあり、これはフランスにあったアトリエで、シャガール等エコール・ド・パリの画家たちを輩出した建物で、エッフエル塔の設計者であるエッフエル氏の設計です。ここにある建物はそれを模して建てられたようです。

でも、どうしてその建物をここに建てたのだろう?


美術館としてのメインは谷口吉生設計の清春白樺美術館です。

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1983年の建物なので、比較的谷口吉生の初期の作品です。よって、最近良く見る谷口建築とは違った趣があります。武者小路実篤や志賀直哉などの白樺派の為の美術館です。建物前には白樺の木が植えられていました。


白樺の林の奥に、小さな礼拝堂があります。

20世紀最高の宗教画家ジョルジュ・ルオーを記念した「ルオー礼拝堂」です。(谷口吉生設計)

谷口建築には珍しいRC打ち放しです。
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内部は天井の曲面と、壁上部からの間接自然光が印象的で、小さく落ち着いた礼拝堂です。

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入口上部に、ルオーが制作したステンドグラスがあります。

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その礼拝堂の隣に、それより少し大きいくらいの「光の美術館」(安藤忠雄設計)があります。

2011年にできたもので、長方形のコンクリートの建物に絶妙な配置でスリット窓があります。
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内部には照明がなく、自然光のみで鑑賞するという、とても珍しい美術館です。

(内部撮影不可ですが、なぜか1枚・・・・)
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最後に2006年にできた藤森昭信設計の茶室「徹」です。

藤森建築を初めて見たので、ちょっと感動!


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わずか1.7坪の茶室が地上4mの木の上に浮いています。

春になると桜が綺麗なので、茶室からの景色は格別なのでしょう。見てみないな。

(もちろん内部には入れません)


その他に図書館や梅澤龍三郎アトリエ(吉田五十八設計)などがあり、レストランもあります。

夏などはここにきて芸術を満喫するのも、良いかな。




今冬の東京は乾燥注意報が何度もでますね。

それでも朝になると窓ガラスやアルミ枠に結露で水滴が付いて掃除が大変ですよね。

ということは、室内では結構湿気はあるのでしょうか?


室内で発生する湿気の元は


①お風呂やキッチンで使った水からの蒸発

②調理でガスコンロを使用したときの燃焼から出る水分

③人の体が発汗するときの水分


が主です。

この湿気を壁などで調整することを「調湿」といいます。

最近では調湿のできる材料がよく出ていて、「呼吸をする」等といって、住宅メーカー等でもそれを売りにしているところが目に付きます。


では本当に調湿材料は効果があるの?


調湿材料で代表的なものは珪藻土です。そのほかに木材や、最近では粘土鉱物を成形したおしゃれなボード状のものも各建材メーカーからでています。

調湿材料は多孔質が特徴です。つまり材料の中に目に見えない穴がたくさんあるのです。

簡単に言うと、その穴に湿気が入り仕舞い込んでおけて、外が乾燥すると出てくるという仕組みが調湿です。


しかし、仕舞い込む量には限界があり、その許容量は材料の厚さに関係します。

だから、薄い材料ではなかなか満足いくような調湿はできません。

夏の湿気対策、冬の乾燥対策なども、調湿材料だけにたよらずに換気を上手く使うほうが有効です。


とはいっても、調湿材料は悪いものということではなく、ある一定の効果はあるので、過度な期待をせずに、

「自然材料で健康的に!」くらいの気持ちで使うことをお勧めします。

より環境と共生 することで、ゆったりとした生活がしたいですね。