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生ける建築

世界各地の建築の中に見る「美と力」

妻有トリエンナーレ「大地の芸術祭」

新潟県十日町周辺で3年に1度開催される芸術祭に行ってきました。


今週末で閉会されるとあってか、あいにくの天気かつ平日であるにかかわらず、どの作品にも多くの人が見に来ていました。

日本人はいつからこんなに現代アート好きになったのか?


たくさんの作品が町中にあるので、とても全部は見れません。

今回は2日間、レンタカーで回った作品を少しだけ紹介します。


まずは、もぐらの館



廃校になった小学校を利用した、土をテーマに9組の作家が作品を展示しています。

ここは入り口です。


実は今回、友人の写真家がこの場所に参加しています。

私も少しだけ、夏にお手伝いをしたので、ここを見に来ることが一番の目的でした。


これが、その目的地です。




西アフリカのマリ共和国の土の建物を撮った写真を展示しています。

新潟の土でドーム状の小さな空間をつくりました。



なんとも幻想的。

「もぐら」になったみたいです。土の迫力が伝わります。


他の作家も作品も少し。

土で和紙に描いた作品


土をタイル状に焼いた作品


どの作品も、地元の土を使い、様々な表現方法で土の迫力を訴え掛けています。


「もぐらの館」以外の場所は・・・


古民家の室内をすべて彫刻刀で削った学生の作品「脱皮する家」

まるで、版画の中にいるみたいで、不思議な空間でした。


同じく古民家を利用した作品「家の記憶」

古民家に黒い糸を張り巡らせた、

薄っすらした記憶・・・・という空間




まるい鏡で覆い尽くされた家「再構築」

静かな風で少しだけ動く鏡によって、面白い表情が見えます。


あの有名なジェームズ・タレルの作品もあります「光の館」



和室の天井には、穴が・・・

この日は曇りだったので、真っ白な空。

ここは宿泊もできます。いつか泊まってみたいです。




ランチは「うぶすなの家」

焼き物を展示した作品のなかで田舎料理をいただきました。


その他・・・



棚田を利用した作品                


休憩所 コルビュジェのロンシャン?


う~む・・・   


芸術 窓から見えるのは・・・・


祭は9/13で終了しますが、一部の作品は常設で残ります。


十日町の風景は、田んぼ、変わった形のガレージ、とんがり屋根の家、・・・・

豪雪地という理由からできた人工物は、まるでそれ自体がアートのように見えます。

すでに黄色く色好き始めた田のなかにそれらが点在するのは、とても印象的な風景でした

お茶会というと素人の私にとっては、敷居が高いイメージ

しかし、ここは違います


うおがし銘茶




築地駅前のビルの中の異空間でお茶が学べます。

決して難しい作法を学ぶのではなく、美味しいお茶の楽しみ方を学ぶ雰囲気です

気軽に来れます


各階のインテリアは異なるデザイナーにお願いしたというこだわり様

レッスンを受けるこの階のデザインはあの橋本夕紀夫さん



別の階にはコルビジュエ風窓


現代風にじり口から入る茶室も



抹茶のすばらしさが分かった気がします

床に敷いてある漆塗りの置きブロックが良いです

最後に建築以外の、今回の旅の素晴らしかった場所をいくつか紹介します。


巡礼路の途中の街レオンで泊まったパラドール(ホテル)のロビー

パラドールとはスペインに90以上ある国営のホテルのこと

古城や宮殿を改装してホテルとしているため、安価なのに豪華な建物であることが多いようです


ポルト近くのワイナリーにも行きました

ポルトから電車で2時間半のドゥエロ川沿いにあるワイナリー

川の両岸にブドウ畑があり、この景色は世界遺産になっています

ホテルは丘の中腹にあります(この写真の赤屋根の建物)

3種類のワインを試飲中


スペインのバスク地方といえば食で有名

その代表的街がサンセバスチャン

海岸がきれいな高級リゾート地です

夜は約400件あるバルをはしごします

外でスタンディングでも飲みます

この街は毎日こんな感じでにぎわっています

食とワイン好きには「良くない」街です


サンセバスチャンで嬉しいサプライズがありました

なんとサッカー・スペインリーグの試合を当日券買って、見てきました

地元のレアル・ソシエダ VS レアル・マドリッド

結果は4-2でソシエダの大逆転勝利!最大の敵を地元が倒したので最高の盛り上がりでした


ビルバオからロンドン経由で帰国しました

ビルバオ空港はサンティアゴ・カラトラバ設計

空間のシャープさ、かっこ良さはNYのJFK空港のTWAターミナル(サーリネン設計)に近いです

今回の旅はイベリア半島という地域の本当の顔を少しだけ見たような気がします。


ポルトガルは昔から日本と交流が深かった国なのに、今は少しマイナーな国。

スペインといえばバルセロナ・マドリッド・アンダルシアだが、ガリシア地方・バスク地方は別の顔がある。


レコンキスタの歴史とスペインとポルトガルが分かれた歴史は、

同じイベリア半島の中でも全く違う文化を生み出したのだろう。


いつか今度は巡礼路をこの足で歩いてみたい、と思った旅でした。

(もちろんワイン飲みながら・・・・)