十一月六日、マナブ氏の「億を稼ぐ積み上げ力」(KADOKAWA)を読んだ。


入院中だし、前向きに自己啓発本でも読んで、モチベーションをあげるかと思った次第です。


著者のマナブ氏は、フリーターのような生活から、海外の会社や自ら起業をしたりし、億の資産とコンスタントな年収を得るようになったという異色の経歴の持ち主であります。まだ、三十代であります。


主軸のお仕事は、ブログやYouTube、IT系のエンジニアなどで、いまは海外で生活しているみたいです。いま時の若者らしく、ガツガツしてなく、自分の好きな仕事に、好きなように取り組む姿勢に好感が持てます。


なかなか好きなことだけを仕事することは難しいと思います。我々の時代だと、この仕事を最後までやらないとと考え、色々なものをスパッと切り捨てることが難しいと思ったりします。

昔の自己啓発のこの辺の本だと精神的な部分が強調されましたが、いまはYouTubeやブログでサクッと稼げる環境を自分で創り上げることが成功に繋がる方法論で、企業に属さなくても個が主役になれる時代のようです。


価値観なんか数年で変わるような時代に、自ら何を羅針盤にして生きていくか、それは自分自身を本当に持っているか、持ち続けられるがが分かれ目でしょう。

今後、著者の本書の総論的生き方が、時代によって、どのような彩りの各論へと進んでいくか、注目できる一冊でした。
運動機能の回復といいますが、なかなか難しいことがあります。簡単に手と足といいますが、その症状が強く、連動しており、それをそれぞれ分離して動かせるようにするのが理想みたいです。


麻痺の度合いが強ければ強いほど、元の様に動かす、理想的な動きを描くのは難しさを増してくるみたいです。


足に、というか、歩きに力が入ってしまうと、自然と手にも余計な力が入ってしまいます。


前は手の指に力が入り、ギュと握ってしまっていたのですが、いまは脱力でき余計な力が入らなくなってきました。しかし、それは手の指の話で、手全体への力の入り方はまた違う話で、何かあると別の動きもでてきてしまいます。


力を入れたい時に力を入れられ、力を抜きたい時に力を抜けることが目標になります。それも、スムーズにカクカクしない動きをつくらないといけません。
まあ、それが出来れば、病院には入ってないのですが…。


しかし、人間の身体は不思議です。もう、ダメだと思っても、少しは機能回復しようと今も継続する、力のごときものを発揮するのですから。


病気を発症する時期の問題もあります。私にしても、もう少し、年齢が六十才になっていたら辛いと思います。五十六才だから、まだリハビリにも取り組もうと、モチベーションを維持できていると思います。
脳溢血になって、最初に考えたことは、昨年の十二月に癌で亡くなった写真家の原芳市氏のことです。まだ、七十代で突然逝ってしまったのですが、混濁する意識のなかで、ああ、俺も意外と早くあとを追うことになりそうだと思いました。

私たちがまだ若い三十代と四十代後半のときに連載ものの仕事をさせてもらいました。


癌になったことは知りませんでした。


まだ、若いときの仕事が思い出されます。二人でよく撮影をしました。モデルが当日来なく、二人して途方にくれたことも何度となくあります。


上山田の温泉に行ったことや、新宿の映画館で映画を観ていたことなどが思い出されます。


原芳市氏の写真は、色々な人の自我を何気ない風景と一緒に撮ることと、風景のなかに人の面影を感じさせる写真であります。そこに、人間のはかなさや逞しさを感じさせるのです。癌になり、撮影旅行に行ったようですが、フラフラになり帰り、そのまま病院に入院になったようです。最期まで、その写欲に衰えはなかったようです。


「曼陀羅図鑑」のカラー版、モノクロの世界からカラーの世界の写真集を出したかったけど、それは叶いませんでした。


原芳市氏が撮影した幾万の写真の余白にある物語を想うとただただ涙が自然とわいてきます。

良い仕事の時間を共有できた奇跡に感謝しています。