不安定な天気とあてにならない天気予報に見切りをつけて強行したMK様邸の建て方です。
天気は曇り・・・このまま雨降るなよ!・・・と念じながら現場へ。
しばらくすると・・・・お隣から妖精さんが出てこられて・・・・。
しかし、今日も妖精さん・・・足場の上の私に気付き・・・・私が携帯を持っていると、気付いた瞬間!
(↑)こんなに遠い写真なんだから・・・・。
やっぱ妖精さんは、そう簡単に、人前に現れないから、どこまでも妖精ということで・・・ははは。
ワイと同じく、謎の女性ということでいきますか、これからも。(ワイは謎のおっさんですが)
心優しい妖精さんは、この後、現場に来られて、建て方を見学されるMK様ご夫婦のために、
パラソルと椅子を貸してくださったのでした。
それはともかく
妖精さんのお子さんと話すことに夢中で・・・・手伝いをせんか!手伝いを!!!
・・・と、足場の上からにらみをきかしても・・・・全然気づかん・・・・なんちゅー奴らだ・・・ったく。
そうこうしているうちにMK様、ご夫婦到着。
MK様ご夫婦の現場見学が始まりました。
しかし、今日は湿気が多く・・・・木材が膨張しているためか、取り付けに時間がかかる。
何とか2Fの梁を取り付けたところで休憩・・・・実に時間がかかってしまった。
休憩時間、K棟梁の息子さん・・・・汗だくのシャツを脱いで着替えを開始。
私は、Sさんに、教えてあげました・・・なんて優しいんだろう・・・。
「ほれ、Sさん。アナタの大好きな『筋肉ムキムキマン』が着替えとるぞ。」
というと、Sさんは、むちゃくちゃ興奮して、
「えきゃっ・・・・ねぇ、MKさん。」
と、MK様の奥様を呼びつけ、
「見てください棟梁の息子さんの体・・・・あんなの見たら○○○たいって思いますよねぇ
」
動画でなくてよかったのぉ・・・・しかし、MK様の奥様は教育者であーーーる。
Sさんに同意を求められても、
「ははははははは」(←『この人、凄いこと言わはる人やわ』・・・・という笑い)
奥様もひきつるしかないっす・・・・Sさん、今回もやってくれました・・・ありがとうございます。
材木がどんどん現場に搬入される・・・・確かに作業は遅れ気味ですが、運送屋さんのほうは、
逆に現地到着が速すぎて・・・・現場はやたらと混雑しました(手前の男性はMK様)。
この頃、MK様の奥様は現場を離れ・・・お仕事へ・・・・いってらっしゃいませ。
剛床の施工が終わったところでお昼。
私、妻、Sさんの3人は、一旦家に帰る。
少し待っていると、部活を終えた娘たちが帰って来ました。
上の娘が、
「お父さん、午前中、凄い雨だったね。」
「は?雨??」
「え?降ったじゃん・・・・土砂降りの雨。」
私の家や娘たちの学校と、MK様邸の現場は2kmちょっとの距離です。
現場には雨なんか降らんかったぞ・・・・こっちは土砂降りだったって???
その瞬間、ワイは、急に強気になり、
「ぐわっはっはさすが俺
もはや、神がかり的な晴れ男だのぉ。」
と、一人勝手にまくしたてると、妻は、
「MKさんのおかげでしょ。」
ワイは負けずに、
「いや!俺じゃ!!」
・・・・と、つまらん喧嘩してる場合じゃない・・・・シャワーを浴びて着替えをして、
再び3人で現場に戻る。
そして、
ここで3時・・・・休憩時間です。
休憩時間なので、MK様に2Fまで登っていただきました。
私が、2F主寝室のロフトの梁にのぼり、下にいるMK様を撮影すると、MK様も、
休憩時間、K棟梁と打ち合わせ。
いまいち調子が上がらないK棟梁の体調もありますが、いつものように、下で垂木を加工する
スペースがないため、本日は、母屋までが限界かと・・・・。
少なくともクレーンがある今日のうちに、この後、現場に運ばれる長尺(12m弱!)のガルバを、
なんとか上にあげれれば上出来では・・・などと打ち合わせをしていました。
休憩が終わり、小屋束を取り付ける。
そして、母屋と桁を一本ずつ取り付け・・・・ここで動画(↓)。
MK様邸最上部の桁の取り付けの瞬間です。
この桁・・・最上部なんですが、順番が最後から3番目になってしまいました。
その時、上で大工さんの一人が、
「せっかくお施主さんが来ているんだから・・・・最後が良かったかなあ。」
・・・と言っているところが少し出ています。
そして、
束の垂直を確認しながら、小屋筋違いを取り付けようとし始めたその瞬間
いきなり雨が降ってきた。
それも強い、強い雨・・・・上を見ていると、まるで『放射能入り目薬』を連続して入れられている
みたいで視界がない・・・・足元も滑る・・・・急きょ作業を中止。
みんなずぶぬれです・・・・私も水に飛び込んだみたいな状態で、携帯が壊れる!と思い、
下にいる妻に携帯を渡し・・・・しばらく撮影も中断。
雨はやむ気配なし・・・・うーむ・・・ワイの神通力もとうとう力尽きたか・・・・疲れ気味の夕方やし。
しかし、雨の中、残りの時間で、できる作業をする。
今日中に上にあげておかなければ、明日からの作業に支障の出るコンパネ類を、
まず、クレーンで運ぶ。
次に大型トラックで現場に搬入されたガルバリウム鋼板を、
そして、何とか、作業を終了し、
そして・・・・ほぼ、同時に、雨も見事に(?)やみました・・・・・なんなんだ一体
もう少しすると、MK様の奥様がお帰りになる時間・・・・もしかすると、一番の「晴れ女」は、
奥様だったのかもしれんです・・・しかし・・・・記憶に残る壮絶な建て方となりました。
最後までいてくださったMK様、ありがとうございました。
たくさんの差し入れも・・・・ありがとうございました。
びしょ濡れの私は、車に乗れず一人歩いて帰る覚悟をしましたが、MK様が、車の中にある、
余っている段ボールをくださって・・・・それをシートの上に敷いて帰ることができました。
お隣の妖精さんも、お気遣い・・・・ありがとうございました。
家に帰り(靴の中もびしょびしょなので)、玄関で、すっぽんぽんになって、
そのまま浴室に一直線・・・・私・・・今日、これで、3回目のお風呂です。
なんとか・・・海水浴前の最後のハードワークが・・・・終わりました。