夏の決算の後・・・・数か月、ずっと家で会社の帳簿とにらめっこして、
その後、あれこれと工夫をした結果、来年、一月から、毎月約40万円程度の
経費が削減できるようになりました。
月40万円は大きい・・・・年間にすると約500万円。
・・・・んが!
逆にいえば、「今までそんなに無駄が多かったんかい!」・・・と、言われても、
それはそれで、返す言葉もありませぬ。
この浮いた月約40万円。
有効に使わなきゃもったいない。
せっかく妻と二人・・・・夜遅くまで、頭を突き合わせて苦労したんじゃ・・・。
残業代も出んのに(役員だから当り前か)頑張ったんだから、
自分達へのごほうびにしていかん??・・・・と、思うのはごく、普通の感情ですねん。
しかし、私達、建築・不動産業のような、浮き沈みの激しい山あり谷ありの業種では、
そんなに簡単に昇給するのは危険であります。
ある年売上が伸びたから・・・・と言って簡単に役員の報酬を上げても、
翌年の売り上げが落ちれば、一気に赤字突入です・・・。
ですから、景気のいい年も、悪い年も関係なく、必要最低限の売上高から
想定できるあるライン・・・このライン以下の所で可能な昇給ならば問題無いわけですが・・・。
今回の経費削減は、このライン以下のところで出てきた数字。
ですから、一応・・・・昇給しても、黒、赤には、関係ないのですが・・・・。
そんなことを考えている時に、メインバンクの担当者さんが会社にいらっしゃった。
さりげなーーーく、恐る恐る・・・・聞いてみました。
「・・・・と言うわけで、これだけ経費削減した分、私と妻・・・・出来たら昇給を・・・と、
考えているんですけど、支店長さんどう思われますかねぇ?
『なに!この不景気に社長は昇給するだって!大丈夫か!会社のほうは??』
・・・・なんて、おっしゃるようなこと・・・・ないでしょうか?
」
「数字的に可能なら、大丈夫なんじゃないですか。
・・・・・言わないと思いますよ、たぶん・・・。」
・・・・と、あくまで、「たぶん」がくっつく・・・・担当者さんであった。
私達のような、金融機関さんから大きな融資を受けて行う業務をしていると、
取引銀行さんの担当者さんや、支店長さんは、会社の経営を厳しく見張る
社外役員のような存在・・・・いや・・・学校の校長先生のように見える・・・・。
年内、考えます・・・・じっくり。