以前にも、このブログで書きましたが、来年、私達もようやく家を建て替えます。
「今の時期になぜ?」
「家づくりは、もう少し景気がよくなってからのほうがいいんでない??」
と、感じる人もいるかもしれませんが、そういう人は、言っちゃ悪いが甘過ぎる
こういう時代だからこそ、安く家が作れるのです。
多くの人は、たとえば『金融電卓』・・・・こういうもの持ってないと思いますので、
具体的にいくらお得なのか?・・・ということが計算できないだけだと思うのです。
具体的な例をあげて計算してみますと・・・。
『3000万円の住宅ローンを組んで家を建てるケース』を、現在の不況時と、景気の良い時期
では、どちらがどのくらいお得か?・・・を比較してみます。
現在の不況時・・・・政府は住宅着工数を増やすため『住宅ローン控除』という政策を、
行っていますが、この手の政策は、不況時にはありますが、景気のいい時には、
住宅ローン控除は無くなります。
まず、この住宅ローン控除があるかないかで、3000万円の住宅ローンが随分変わります。
人それぞれの収入などに応じて、控除額が違いますので、一概にいくらとは言えませんが、
大雑把に言うと、住宅ローンの借り入れ額の1割弱・・・・つまり、3000万円の1割弱
ですから、約250万円~270万円くらいの額が戻ってきます。
ここで、まず、250万円くらいは、不況時に家をつくるほうが得!という計算になります。
・・・が!
この住宅ローン控除の250万円を吹き飛ばすほどの金額差!!が、他にあります。
それは、毎月の返済額を決定する、『住宅ローンの金利』です。
不況時の現在・・・住宅ローンの金利は大体、2%くらいで推移しています。
<3000万円を30年(360回)、金利2%で借りた場合の毎月の返済額>
・・・・は、110886円。
一方、景気が良い時は4%くらいの金利が当たり前ですので、
<3000万円を30年(360回)、金利4%で借りた場合の毎月の返済額>
・・・・は、143225円。
景気のいい時は、悪い時に比べて、
毎月、143225円-110886円=32339円の支払い増になるわけですが、
この差額・・・・30年間積み重なると、恐ろしいことになる!
32339円×360回(30年間)=11642040円
桁が多すぎて・・・・一瞬、いくらなんだか・・・・わけわかりませんが、
1164万円です!
住宅ローン控除250万円くらいと1164万円を足すと、実に、1414万円
同じ額を、同じ期間、借りているのに、
「景気の良い時に家をつくる場合」
と、
「景気の悪い時に家をつくる場合」
とでは、30年間でこんなにも違いが出てしまうのです。
今、家を建てないのは、あまりにも損です・・・・。
多くの人は、こういった計算ができないため、感覚的に、「今はまだ無理・・・。」と、
誤解しているだけなのです。