今日は、ST様邸の建て方です。
予定通り、天気に恵まれて、「建て方日和」となりました。
現地は、車を置くスペースが限られているため、職人さんの車を優先するため、
歩いて現地まで行きました。
・・・・と言っても、自宅からST様邸は徒歩2分ですから楽ちんです(地元の現場は助かります)。
現地に着くと、すでにST様はいらっしゃった。
ST様も自転車で、こちらの現場に来られたそうな。
・・・・と言っても、私達が現地に到着した時には、すでにここまで進んでいました。
今日は、かなりのところまでハイペースで進める必要があるため、K棟梁は、大工さん8人を
大量投入して、万全の態勢で臨んでくれました。
ST様がおっしゃった。
「そこに(株)G建設っていう車がありますけど、A&Aさんの関連の会社ですか?」
「よく言われるんですけど、違います。
基礎工事を担当してくれている会社ですけど、
建て方の時、大工さんもこちらに手助けに、送ってくれている会社です。
あと、プレカット会社さんも(株)G木材さんだもんだから・・・・よく、全部関連会社ですか?
って言われちゃうんですよ・・・・苗字が一緒なんで。」
「ははは。そうなんですか。
まるで、一大企業群を形成されているのかと・・・・・・思いました、ははは。」
そんな身分でしたら・・・・私・・・・今頃、蔵が建ってますわ。
ここで、本日の第一関門にぶつかった。
バルコニーの架構が複雑で、およそ40分ほどのロスが出る。
プレカット会社さんは、計算上てんびん喰らわないよう、ほぞと継ぎ手を、安全のため、上下に
加工したのですが、これは現場では、逆に非常に組みにくい・・・・。
しかし大工さん達は、大変苦労しながら、時間をかけ、なんとかこれを組み立てた。
このロスは後に効いてくるだろう・・・・きっと。
いつもは、翌日の雨に備え、屋根の野地板まで施工して、建て方を終了するのですが、
今回は、その後、ルーフィングを施工して、長尺物のガルバリウム鋼板をクレーンで上まで
運んで終了にしなければなりません。
途中で継ぐガルバリウム鋼板なんて、カッコ悪くて使えん!・・・・ということで、建て方の時に
出動するクレーン・・・・これが現場にあるうちに、上まで運ぶしか方法がないため、
今回は、かなりハイペースで作業を進める必要があるのです。
この頃、板金屋さんは、他の現場で別の仕事。
夕方、こちらに寄って、一気に、ガルバの運搬と、ルーフィングの施工をする。
明日に予定が伸びると、彼らの仕事の予定も狂う・・・・建築現場は、すべての職人さんが、
無駄なく動くように、事前に万全の打ち合わせが必要なのです。
2Fより上部の荷重が、1Fの耐力壁に均等に伝わり、建物にねじれが起きにくくなり、
計算どうり耐力壁が地震に抵抗してくれる・・・・という仕組みです。
そして、
こんな、大きな材料・・・・柱がたくさん立っていて・・・・置くスペースあるんか?
・・・・と思えますが、
RF梁の組み立てです。
時計を見ると昼。
なんとか・・・・予定より、少し遅れ気味ですが、ここまで来ました。
昼休みです。
私と、妻は、一旦家に帰り食事をとりました。
(後編に続く・・・・・)