朝一番に、M山さん来社。
妻と二人で、新しくなった、入稿システムの説明を聞く。
しかし、なかなか複雑で・・・・徐々に慣れていくしかなさそうな気がしました。
説明が終わった後、M山さんにちょっと質問。
「M山さん、学校はどちら?」
「△大です。」
「△大?優秀ですね。しかも、東京!私も東京にいました。当時のお住まいは?」
「○○駅です。」
「なんと!○○駅!!新宿からすぐじゃないですか!お・お・お・・・お嬢ですね?あなたは!」
「とんでもないです(笑)。」
で、いろいろ聞くと、
「なに!・・・・が得意で・・・・を持っている???
で、・・・・を生かした仕事をしようと思ってた時期もある?
・・・・を・・・・・した?
恐ろしい・・・・・私とそこらへん、おんなじです。
M山さんの過去・・・・何か、親近感もちました。」
「今・・・・なんですよ。」
「そうですか。がんばって・・・・してください。若いんだから。あなたは優秀だから絶対できる!」
伏字ばっかですが・・・・今日は、感動しました。
これからも、今まで以上に、お仕事がんばってほしいです。
彼女は休みだったのに、時間をとらせてしまい申し訳ありませんでした・・・と、反省しながら、
某不動産会社さんの2棟目の中間検査に出かける。
一方、妻は、「住宅瑕疵担保履行法」に関する講習会のため名古屋に向かう。
中間検査終了後、今度は、春日井市に向かい、IU様邸で打ち合わせ。
内部はII大工さんが今日で終了。
この後、3日ほどK棟梁が一人で、最終仕上げを行い、大工工事は終了。
内部は、続いてクロス工事に入ります。
そして会社に戻る。
妻も講習から帰ってきた。
講習の内容を、ざっと聞いて、妻にいろいろ質問しているところに、
当社が設計をさせて頂いている某分譲会社さんの現場監督が来た。
某分譲住宅会社さんは、こちらの監督さんが会社代表で、講習会に出席してきたようでした。
「いや、眠かったわ・・・・。A&Aさんも、今日、行ってきたの?」
と、今後の打ち合わせを少々。
「住宅瑕疵担保履行法」・・・・・いよいよ、来年から施行されるのですが、
現在、この法律に関係する業者は、
「住宅をつくる」建設会社
と、
「住宅を販売する」分譲会社
の二つなのですが、設計時の確認申請からはじまり、工事中の検査や必要書類、手続き等、
実際の実務において「設計事務所」も、この業務自体には絡みがあるのですが、
なぜか、現在、設計事務所は、こういった時代の流れのカヤの外に置かれている・・・。
当社はたまたま、建設会社でもあり、分譲会社でもあるため、いろいろな情報が入ってきますが、
「建築設計」の仕事しかしていない普通の設計事務所さんは、このあたりのこと、
全然知らんらしい・・・・これは、由々しき問題だと思う。
すべての建設会社、分譲会社が自社の設計施工で、住宅を建てれればいいですが、
中には、外部の設計事務所に設計を委託している会社もあります。
でも、多くの設計事務所さんは、今後の詳しい法改正の内容・・・・カヤの外であるため、
全然わかっとらん・・・・ある日、急に、今回の建築確認からこうなった!と言われても、
実務の現場は混乱すると思う・・・・。
話を聞いていると・・・・私が特に「こりゃ大変だ。」と思ったのが、
この法律が施行されると、日本中で、設計施工の基準が統一されてしまうらしい!・・・ということ。
この、設計施工基準は、現在の性能保証の基準に準じるようなのですが、
現在、性能保証を全くご存じない設計事務所も、多々存在していて、
今、全国で陳情活動が行われている、例の「4号建築物の特例廃止」が、一旦、来年の5月まで、
延期にはなりましたが、実際に施行されてしまうと、瑕疵担保履行法とリンクして、
この先、住宅業界は、現実的には、設計施工しか、なりたたなくなる恐れがある・・・・。
来年は、大きなうねりがきますな・・・。
早めの準備が必要です。
これからの時代は、「早めの情報確保」と「柔軟な対応」なくして生きてはいけん・・・・。