現場に着くと、定例会議は終わっていた。
ヘルメットをかぶって会長と3人で現場を回る。
まずは、内部から。
完成した商品を一時的に保管し、トラックに詰め込むエリアです。
室内は特殊なパネルで覆われていて、低温を維持。
トラックバースはドックシェルターで、防虫対策が施してあります。
床は酸に強い特殊な塗り床で仕上げてあります。
配電盤や屋内消火栓などは、主に通路に配置されました。
工場内の作業効率を高めるためです。
今回の工場には、2Fの事務室から、1Fのメインの生産ラインを
見渡せる開口部が必要・・・と言うことで作られたのが、この吹き抜けです。
明るく光っている部分は排煙ハッチ。
見あげると、こんな感じです。
2Fからこの作業ラインを見た写真がこちら。
工場長さんをはじめとする、こちらの工場のお偉いさん?が、下の
作業の様子をチェックできるようになっています。
まだ、下地のみで、パネル工事の終わっていない部屋も
いくつかありました。
防火区画に設置される防火シャッターと点検口。
この建物には、10箇所以上、このようなシャッターがついています。
食品加工会社ですので、この装置は必需品。
建物内部に、2箇所設置されています。
商品の切り替えに応じて、生産ラインをフレキシブルに変更できるよう
LGS下地の壁はその都度、迅速に切り替えられます。
各開口部(FIXガラス)の窓枠は、ホコリがたまりにくいように、
テーパー加工が施されています。
床まで断熱仕様を施した、特殊な冷蔵庫。
その他の部屋も、室内は全て気圧は正圧で保たれて、外部から虫などが
入り込まないように気圧を一定に保っています。
・・・です。
工場としての機能的な作業動線と、建築確認で求められる非難経路と
しての通路の両立は・・・・・非常に難しい問題でした・・・・。
続いて2Fの事務所エリア。
最近の事務所ビルは、とにかく間仕切壁もガラス張りが多い・・・・。
スタッフの方々の動きは、どこからも、文字通りガラス張りですね・・・・。
エントランスのカーテンウォールも、こちらの連装窓もガラスはレフシャイン
ですので、昼間は外から中は見えません。
・・・に、外の景色がきれいに写っています。
庇の鉄骨の塗装が終わりました。
この後、プラットホームが取り付けられます。
小さな店舗が併設されます。
この部分には、緩衝帯として緑地帯が作られます。
これは地区計画によって定められています。
プラント処理槽の横に、機械室棟と、堆肥製造機設置棟がこの後、
建築されます(現在は基礎工事中)。
並行して外構工事を行っています。
・・・・ところで。
今回の施工を担当してくださった建設会社さん。
現場をチェックすればするほど、丁寧な工事で、ひたすら頭がさがりました。
予算的に大変厳しい・・・と、現場監督のOさん、Tさんは、
おっしゃっていましたが、だからといって、私達が見る限り、手抜きなどなく、
鉄筋のサイズやピッチといった、目になかなか見えないところまで、
図面どうり正確に施工してくださって・・・・さすがは群馬県を代表する
有数の地方ゼネコンさんの一つだ!・・・と、感心してしまいました。
株式会社石川建設さん(感謝のあまり実名暴露?)の高い施工能力には
ひたすら感謝!・・・・の一言です。
定例会議は今回で最終回。
今度現場に来る時には、仮設の現場事務所も撤去されているかも・・・と、
現場監督のOさんはおっしゃっていましたが・・・・あと約1月、
完成まで、もうひと頑張りです。
・・・・現場のチェックを終えて、ヘルメットをとると、
頭はずぶ濡れでありました。
帰りの車の中でエアコンが効きすぎて、汗だくの服が急に冷えて、
風邪をひきそうになった私・・・。
それでもメタボスタッフと会長は・・・・最後まで「暑い。」と、言っていました。