午後からコンクリート打ちを行うため、
午前中に確認検査機関の配筋検査を受ける。
10月から「性能保証住宅」は、配筋検査時、中間検査時までに、
基礎伏図、土台伏図、梁伏図などを提出する決まりができました。
木造住宅もこれから構造検査がどんどん厳しくなっていくのでしょう。
・・・・といっても、こういった厳しい検査があるのは、
「性能保証住宅」の世界の話。
一般に建築される木造住宅は、まだまだ甘い。
性能保証住宅の登録を受けていない業者さんが設計して、
施工をする住宅・・・・さらに、公庫の基準も満たさない、
よく言えば「自由な設計の家」、悪く言えば、
「縛りの無い、やりたい放題の家」は、上記のような、
提出書類もなければ、検査も無いのです。
一方、分譲住宅は、ほとんどの会社が、上記のような、
厳しい「性能保証住宅」の登録を受けています。
物件購入をご検討されている多くの皆さん、ご安心ください。
「建売住宅は悪かろう、安かろう」は、完全に過去の話です。
分譲住宅は、今や、一番、チェックが厳しい木造住宅なのです。
例えばこの基礎のスラブ。
一定面積に「立ち上がり」で区画しないと、検査は通りません。
検査機関は、「立ち上がり部分」を「地中梁」とみなし、
大きすぎる(広すぎる)スラブ面積は、強度が弱いと判断するのです。
杭上部の補強もチェックされます。
杭上部のみスラブを厚くするだけでなく、4-D13のダイヤ筋で
パンチングシャーを防止します。
結果は、2棟とも合格。
この基礎の構造仕様は、建築する当社の分譲住宅では毎回同じ。
今までの住宅も、全て同じように合格しています。
ここで会社に一旦もどり、雑務の整理。
午前中は、これでおしまい。