業者の良心その1 | WAS IT ALL WORTH IT ?

仕事ほしさに、計算書を偽装した姉歯元建築士。

工事受注のために、鉄筋を減らすように設計士に圧力をかけ、

それだけでは足らず、さらに、現場では「シャブコン」を使い、

欠陥工事を繰り返した木村建設。


業界の信用を失墜させてくれたこの者どもに聞かしてやりたい

話がある。


本日は、某事務所ビルの杭工事。

事前に(株)D協建設の現場監督Sさんから電話がありました。


工事の予定の連絡の後、Sさんが、おっしゃった。

「2FのX2通りの梁ですが、伏図では2G3となっていますが、

サイズが小さいのではないでしょうか?

おそらく符号のミスか何かでは・・・リスト表にある2G5では

ありませんか?」


X2通りの梁は、一番大きな力が加わる梁です。

サイズが小さいはずありません。

伏図を見ると、確かに、2G3と書いてある。


計算書を見る。

やはり、Sさんのご指摘どうり、2G5が正しい。

軸組図のほうは、ちゃんと2G5になっていた。


「私の記入ミスです。2G5でお願いします。」


CADで作図する時に、文字の書き込みを間違えたに違いない。

この図面の記号のミス・・・・確認検査機関も見落としていた。


それを!


建設会社さんの現場監督さんが発見したのです。


予算的に苦しい工事です。

梁のサイズが、この図面の間違いどうりの小さなサイズなら、

少しでも、建設会社さんにとっては、楽なはず。


しかし、

予算的に苦しくても、構造は大事に!という考えを持っている

建設会社さんなら、このような良心的な対応をしてくれるのです。


「鉄筋は確かに少ない気がしたけど・・・でも、おかしいと思っても

建築確認が通った図面に従いますよお~。」

なんてほざいている建設会社は、(株)D協建設さんのツメの垢を

せんじて飲むがよい。


業者さんの良心の問題です。

良い建設会社さんは、世の中にいくらでもいます。