昨年発効したTPPや日欧EPA、さらに日米二国間で交渉が進むTAGなどの影響で、日本に輸入されてくる農産品や肉、乳製品などの関税が引き下げられる。

 

その影響を受ける野菜農家や畜産農家は危機感を募らせている。

 

メディアは相も変わらず関税引き下げで肉やチーズ、ワインなどの値段が下がることで消費者にメリットが多いとアピールしているが、そんな単純な問題ではないはずだ。

 

安い農産品や肉、乳製品が増えることで価格的に太刀打ちできない小規模農家などは経営が悪化することは必至である。

 

日本の農業、畜産業が衰退するということは、日本国内で流通する食品が輸入品ばかりになり、我々の食の選択肢が少なくなってしまう。また、長期的な視点で見れば、他国に食料供給を依存する形となり、安全保障上、大きな問題となる。

 

価格が下がればいいというメディアやエコノミストは、そういった視点が欠如している。

 

政府は農業を成長産業にするために様々な規制緩和を進めているが、農業は国民に食料を安定的に供給することが最も大切であり、本来過度な競争原理を導入する必要はない産業である。

 

日本に輸出攻勢を掛けてくるフランスやドイツなどは、政府が自国農家への補助金をしっかりと出して、手厚く保護している。なのに、安倍政権は農家への所得保障を無くそうとしている。

 

これでは日本の農業は益々衰退するだろう。農業の自由貿易推進で得をするのは誰か?そして日本の農業が衰退することで食の選択肢と安定的な食料供給が保障されなくなるという危険性を訴えていきたい。

 

そして国は手厚い保護で農家を守ってゆくべきである。農業を市場原理にゆだねるは間違っている。

 

 

 

 

昨日は新春恒例、陸自唯一の空挺部隊である第1空挺団の降下訓練始めに行ってきた。

 

第1空挺団はエアボーンとヘリボーン両方に対応し、迅速に全国に展開し戦闘する能力を有する精鋭軽歩兵部隊であり、島嶼部への侵攻や北朝鮮等のゲリラ・コマンドウ攻撃への即応が期待されている。

 

平成29年、30年は行事の内容が縮小気味であったが、今年は離島防衛のテーマが復活した。

 

今年の見所は、第1空挺団と米陸軍特殊作戦コマンド所属の第1特殊部隊群(グリーンベレー)による共同作戦。空挺団と米特殊部隊員が高度1600mから自由降下し、偵察と主力の誘導を行ったのである。主力の降下の際も空挺団と米第25歩兵師団第4旅団戦闘団が合同降下した。

 

更に空自の最新輸送機C-2が初登場したこと、陸自は16式機動戦闘車や12式地対艦誘導弾といった最新装備が参加、水陸機動団戦闘上陸大隊の水陸両用車の参加など初めてづくしの内容であった。

 

 

空挺団及び米軍指揮官等の降下(米軍は第1特殊部隊群と第25歩兵師団第4歩兵旅団戦闘団)

 

 

 

状況開始

海自P-3Cと陸自LR-2による偵察

 

第1空挺団と米特殊部隊員合同の自由降下

 

 

 

AH-1Sによる対地攻撃

各種航空機からの降下(C-2、C-1、C-130H)

 

 

 

 

第1空挺団と米第25歩兵師団第4歩兵旅団戦闘団による合同降下

新春の習志野上空に落下傘の華が咲き乱れる

 

UH-1による火力支援と狙撃班投入

 

ファストロープやリぺリングによる増援部隊の降下

 

 

 

 

 

CH-47による火砲輸送

UH-1からの対戦車地雷散布

水陸両用車や16式機動戦闘車、10式戦車、中距離多目的誘導弾等による増援

 

 

 

 

 

12式地対艦誘導弾、03式中距離地対空誘導弾、ペトリオットPAC-3の展開

制圧・状況終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日前までは雨予報だったが、見事に晴れてくれた。今年は迫力ある戦闘訓練や装備品展示も復活したので、大満足であった。

精鋭部隊の雄姿を満喫し、多くの家族連れ、老若男女たちで賑わう新春の習志野演習場を後にした。

 

 

 

 

 

本日12月23日は天皇陛下の誕生日である。

 

そして平成最後の天皇誕生日ということもあり、皇居の一般参賀はこれまでにない人手だった。

 

混雑を見越して午前9時過ぎから並んだものの、11時50分からの3回目のお出まし直前に宮殿前に到着する程であった。

 

宮殿のベランダにお出ましになられた天皇皇后両陛下並びに皇族方に日の丸を振り、万歳を叫ぶ。

 

天皇陛下のお言葉を拝聴し、国民の幸せを祈ってくださる天皇陛下を頂く国に生まれたことに心から感謝した。

 

そして、日本国の象徴としてこれからも永久に皇室が存続してほしいと思った。そのためには皇位継承者の減少をどうするのか対策が急務である。

 

先日、大島衆院議長は「永続する皇室を今後どのように作っていくかという宿題が我々の中にある」と指摘し、「政治の場で結論を出さなければならない」と語った。

 

安定的な皇位継承を担保するには、やはり女性宮家の創設を真剣に検討せねばならない。もう時間がない。来年こそ政治の場で議論が本格的に行われ、具体的な方策が示されることを切に願う。