11月25日の一日 ー猫と本との出会いー | あびちゅ。の深夜便

あびちゅ。の深夜便

宮崎~埼玉~オットの実家のある鹿児島へ。
糖尿病・腎臓病・心不全と闘うオットと猫1匹。日々是好日。

◇書店で

伊集院静さんの〈大人の流儀シリーズ〉は知っていたけど…
ふと目に留まった本
はなを虹の橋のたもとに送った後。

たかだか“猫”と思われるかもしれないけど
私が生まれて初めて猫と言う生き物と過ごした時
それは
究極の幸せな時間もくれたけど
突き落とされるような
いつまでも女々しい時間も与えられた。
病院のケージの中で点滴をされ
オットと2人で「はな」と、呼ぶと
弱々しい目で1回、瞬きをしてくれたね。
「ありがとう」
「さよなら」
そう言った?

こんなに辛い思いは2度としたくない
こうして先に旅立たれるのも
後に残してしまうのも
どちらも辛い、辛すぎる…

「 出逢えば別れは必ずやって来る。
それでも出逢ったことが
生きてきた証であるならば、
別れることも
生きた証なのだろう  
                ー伊集院静 」


◇もう半年になるかしら
キジ猫の女の子(どら)が通って来るようになった
朝・ほぼ10時・昼・4時前と
にゃぁと鳴いては「来たよ。ご飯!」の催促(たぶん…笑)
時に用事で暗くなって帰る道すがらオットと

「居るかなぁ」
「いや、こんな時間だから居ないだろう」

と話す先の暗闇の玄関辺りから にゃぁ~と鳴き声
「ごめんごめん、待ってたんだね」
と、慌ててご飯を器にそそぐ、下僕の私 笑
こうして毎日
決まった様にやって来ては、ご飯を食べて帰って行く

最近はプラス…
白黒のブチの雄猫(ウシ)も来る
今朝は、石段に敷いた風呂用マットの上で長々と寝ていたし
カリカリと音がすると思えば
どらの残したカリカリを食べ、水を飲んでどこかへ行く

お陰で最近は猫エンゲル係数が上がった 笑
反面、癒し係数も上げてくれた。サンキュ!

オットは
「お前が寂しがるから、はながこの子達を寄こしてくれた」
と言うけど
あのNNN(ネコネコネットワーク…猫の秘密結社)に選ばれたのではないかと 笑
まぁ、いっかぁ

「冷たい冬がすぐそこまで来てるから
たくさん食べて、皮下脂肪を付けて乗り切るんだよ」
今日も交互にやって来る猫達にそう話しかける

この冬は
電気代もさる事ながら、更に猫エンゲル係数が上がりそう。



◇これまで色々な本を手放したけど
この本はこれからも手放せそうにもない
『君のいた時間』
はなといた時間…最高に幸せだったなぁ



伊集院さん
虹の橋のたもとでノボちゃんが出迎えてくれたと思います
静かに…そして ゆっくりとお休みください
ご冥福をお祈り申し上げます