NHK Eテレで放送中の

『びじゅチューン!』と

横浜トリエンナーレの

コラボ企画

なりきり美術館

 

 

体験プログラムのひとつ

雨は愛すがどう描く?

 

 

名所江戸百景

大はしあたけの夕立

歌川広重筆

江戸時代・安政4年(1857年)

東京富士美術館HPより

 

黒々とした雨雲から降り注ぐ雨は

上から下までのまっすぐな線で描かれていて

よく見ると

真下に向かって引かれた色の濃い線と

斜めにひかれた色の薄い線があります

 

この工夫が、雨の強さを強調し

奥行きを感じさせているとのこと

 

自然の雨の描写力すごい!

 

「きみならどんな雨を描く?」

絵師になりきって

隅田川の大橋を行きかう人々の上に

雨を降らせよう!という企画

スタンプで「大はしあたけの夕立」を

完成させる体験企画

 

 

まだ雨が降っていないカードをGET(無料)

 

 

黄色いガイド(縁)に合わせてカードを置き

 

 

完成した姿を選択

 

まあ、ふつうに

①+②+③と

3つのスタンプを押したくなるわけで

 

まずは、①雨雲を。

 

次いで②

薄いスタンプインクを使って

斜めに降る雨のスタンプを

 

 

①+②をスタンプしたのがこちら↑

 

 

③濃い色のスタンプインクを使って

まっすぐに降る雨を重ね押し

 

 

上からまっすぐぎゅっと圧をかけて

 

 

大雨になった!

 

 

①+②だとこんな感じ

これはこれで雨感ありますが

 

①+②+③をスタンプすると

より一層、夕立感が増しました

 

 

浮世絵版画の作り方

浮世絵がどのように作られているのか

その過程を初めて知りました。

 

これが完成形

 

 

制作工程模型

 

1から順番に

 

 

へ。これだけ?

最初は、傘だけなんだ…

 

 

大橋の上を歩く人の傘だけ色が

 

 

次いで、大橋の木材の色が

 

 

入りました。

 

 

てな感じで

数字の順に追ってみていくと

何回も難色も重ねていっていることが

わかります。

 

 

だんだんと「絵」になっていく様子が

 

 

同じ川の水も

色が濃いところと薄いところの

重ね塗り

 

いよいよ、雨の描写が

 

 

スタンプで体験した通り

細く薄い線で斜めの雨を描き

濃くやや太めの線で

まっすぐ降り落ちる雨を描く

 

 

そうして完成した

歌川広重「名所江戸百景 大橋あたけの夕立」

 

どうやって描いたのか?を学べました。

 

 

『びじゅチューン!×横浜トリエンナーレ』

なりきり美術館の記事↓