元箱根の
石仏・石塔群にある
国指定重要文化財
元箱根磨崖仏
俗称 二十五菩薩
精進池のほとりに建つ
石仏群と歴史館内の
展示パネルにあった
『七湯の枝折(しおり)』より
元賽の河原の図の写しの絵図にも
その存在が。
大きな岩盤に
小さな仏像が
いくつも彫られています。
二十五菩薩とは
阿弥陀如来の来迎に付き従う25名の菩薩のこと。
その中には「地蔵菩薩」は含まれませんが
この石仏は全部で26体あることから
二十五菩薩になぞらえて呼ばれるようになったという説。
内訳は地蔵菩薩24体
供養菩薩1体
阿弥陀如来1体の
合計26体
カウントしながら確認していくと・・・
右側:阿弥陀如来
左側:地蔵菩薩①
左側(横向きの石像):供養菩薩
右側:地蔵菩薩②
地蔵菩薩③
地蔵菩薩④⑤
地蔵菩薩⑥
地蔵菩薩⑦
地蔵菩薩⑧⑨
地蔵菩薩⑩
地蔵菩薩⑪⑫
地蔵菩薩⑬⑭
(画像中央の並んだ2体)
地蔵菩薩⑮
地蔵菩薩⑯⑰⑱
地蔵菩薩⑲⑳㉑
高野山の金剛峰寺を開山した
弘法大師(空海)が箱根に来た際、
「一夜で二十五の菩薩を彫り上げる」と
約束して菩薩像を彫り始めたものの
さすがの大師も彫りきれないまま夜が明けてしまい
彫りかけの像を残したまま立ち去ったという
伝説もあるそうです。
ちなみに、
二十五菩薩は鎌倉時代後期の製作なので
弘法大師の時代とは異なります。
しかし、大師の徳を慕って
後世の人々が話を作り
伝えたのでしょうとのことです。
ここまでで
阿弥陀如来1体
供養菩薩1体
地蔵菩薩22体
残りはトンネルをくぐって
国道1号線を反対側車線へ
石のトンネルをくぐった先の
大きな岩盤に地蔵菩薩が彫られています。
地蔵菩薩㉒㉓
あと1体は、裏側に。
地蔵菩薩㉔
国道1号線を挟んで
西側に23体
東側に3体で
合計26体ありました。
二十五菩薩の少し先に
国道1号線最高地点が。
その国道1号最高地点で観戦。
二十五菩薩から
ちょこっと歩けば・・・
五輪塔(曽我兄弟の墓)。
バス停が目の前なので
電車バスでのアクセスも便利。
見上げると・・・
真っ青な空を
一筋のひこうき雲
元箱根石仏・石塔群
六道地蔵の記事はこちら★
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