長野県諏訪郡下諏訪町にある

諏訪大社下社 春宮

諏訪明神は、古くは風・水の守護神で

五穀豊穣を祈る神。

武勇の神として広く信仰され、

現在は

生命の根源・生活の源を守る神と

崇められているそうです。

 

 

信濃國一之宮。

神位は正一位。

全国各地にある諏訪神社総本社であり、

国内にある最も古い神社の一つ。

 

 

 

 

 

 

 

諏訪湖の赤砂岬から

県道185号→県道184号とまっすぐ歩いてくると

春宮大門という大きな鳥居が見えてきて

春宮大門の鳥居のさらにまっすぐ先に

諏訪大社春宮。

 

 

 

 

 

 

 

春宮大門の鳥居つけられた

特徴あるしめ縄。

諏訪大社の御神紋の

「梶(かじ)」の木の葉を表しているとのこと。

 

 

ちなみに

諏訪大社の御神紋はコレ。

 

 

 

かつては春宮の専用道路だった直線道路は

下社の大祝金刺一族を始め

多くの武士達が流鏑馬を競った馬場だったとのこと。

 

途中の御手洗川に架る

下馬橋

室町時代の建立で、

建築様式は鎌倉時代のもの。

1730年代の元文年間に修築され、

下社では最も古い建物とのこと。

 

 

遷座祭の時は

神輿はこの橋を渡るそうです。

 

 

 

下馬橋の両側が通行可能。

下馬橋を越えると、

いよいよ諏訪大社春宮が近づく。

 

 

 

 

 

 

 

入口に建つ

御影石の大鳥居

 

 

 

万治二年(1659)建立と推定され、

境外にある万治の石仏と同じ作者とも。

 

 

 

境内ガイドが設置されているので

事前に読んでから境内に入ると

あちこちを見る意識が変わります。

 

 

 

右側の狛犬の後ろに見える建物が

社務所。

御朱印やお守りはこちらで。

 

 

 

 

ひっそりと静かな境内をゆっくり歩く。

 

 

 

鳥居から直接拝殿は見えず、

手前に見える建物は

神楽殿


 

 

 

神様に雅楽や舞を奉納したり
祈願を行う建物。

 

 

 

迫力あるしめ縄

 

 

 

 

神楽殿の右側に建つ・・・

 

 

 

結びの杉

この杉の木の梢が二又に分かれているが、

根元ではひとつになっていることから

古くから縁結びの杉と呼ばれています。

分かれて見える縁も、

元ではしっかりつながっているということを現わしているとされ、

恋愛・結婚にいたる男女の縁のみならず

人との出会い、商い、もの、場所など

さまざまなものとの縁結びにご利益があると

言われています。

 

 

神楽殿の左側には

筒粥殿(つつがゆでん)

毎年1月14日の夜から15日の朝にかけて

神職がいろりを囲み、

一晩中火釜に葦(あし)の筒と

米と小豆の粥を入れて炊き込み、

葦筒44本のうち43本は作物の吉凶を、

残りの1本は世の中を占うそうです。

 

 

神楽殿をまわりこむように進むと

幣拝殿がお目見え。

 

 

 

諏訪大社の代名詞

御柱(おんばしら)

 

 

 

御神木と幣拝殿、

4本の御柱の位置図

 

 

 

幣拝殿の右手前に建つ

一の柱

 

 

 

奇祭として有名な

御柱祭の次回は、

平成34年。

 

 

 

今、立っている御柱は

御柱とはこの柱のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

幣拝殿

 

 

 

建物の配置は秋宮と同じで本殿はなく、

この幣拝殿と、

その左右に伸びる片拝殿、

さらに奥に宝殿があり、

宝殿奥にそびえる杉の木が

御神木となっています。

 

 

二重楼門づくりの幣拝殿は

祭祀・拝礼を行うための建物。

秋宮と同じ図面のもと、

大隅流の柴宮長左衛門により

1780年に建てられたとのこと。

 

 

秋宮が立川流で建てられたのに対して

春宮は大隈流の建造で、

幣拝殿などの細部に施された彫刻などは

まったく異質。

これは江戸時代を代表する2つの流派が

同じ図面で競い合って

秋宮と春宮を建てたためで、

春宮の幣拝殿は

大隈流の柴宮長左衛門の手によって

安永9年(1780)に完成。

技術の高さがうかがえる

幣拝殿正面の彫刻が見事なので

お参りしたらぱーっその場を離れずに

じっくりと彫刻を鑑賞するのがおすすめ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諏訪大社 春宮は

比較的静かな雰囲気の中で

お参りができます。

 

 

 

 

 

 

 

御神木の前に建つ宝物殿の

千木(ちぎ)は外削ぎ(地面に対して垂直)

鰹木は奇数でした。

 

 

 

杉の他にも

精霊を感じそうな立派な木々が生えているので

パワースポットのようでもあり。

 

 

 

下諏訪エリアに諏訪大社は

この春宮と秋宮の二か所あり、

エリアマップの看板が

しっかりと整備されているので

地図なしでも旅歩きができます♪

 

 

 

諏訪大社 

春宮・秋宮の位置関係

ぐるっと一周しても3㎞程度。

ウォーキングがてらのほっつきには

ベストなスケールかと。

 

 

 

諏訪大社 下社は、

秋宮の方が賑わいがあるようです。

 

 

秋宮へ行く前に・・・

春宮のそばにある

万治の石仏へ。

 

 

 

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