山梨県富士吉田市にある
北口本宮富士浅間神社の
境内やその周辺には
富士山にまつわる信仰や、
摂社が点在しています。
浅間神社の本殿右脇に立つ
東宮本殿(下画像左の赤いお社)の
右側の鳥居がある階段を上がると
祖霊社
富士信仰の開祖 角行や、
江戸時代に浅間神社の大改修を行った
村上光清らが祀られています。
祖霊社の鳥居は
富士山の
北口登山道(吉田口)の
入口として、歴史があります。
扁額は
冨士山
海外からの登山者向けに
Climbing Trail
と英語表記も。
9月3日(日)撮影。
その装備では、絶対寒いって(゚_゚i)
祖霊社のお社のまわりは
ひっそりと静か。
祖霊社を過ぎて、
しばらくは車道をゆるやかに登っていくと
途中に
小高い丘になった参道を登っていくと
大塚丘(おおつかおか)
大塚社 日本武尊
大塚丘は、
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が
御東征の際
霊峰富士を遥拝(ようはい)し、
戦勝祈願をされた場所。
このことを知った里人が
丘上に社殿を建て、
浅間大神を祀り
日本武尊を合祀。
その後延暦(えんりゃく)七年(788年)
甲斐守紀豊が、丘の北東に社殿を創立し、
浅間大神を遷座(せんざ)させたのが
今の北口本宮冨士浅間神社の
はじめとのこと。
※北口本宮富士浅間神社の訪問記はこちら■
ゆえに、
現在の大塚丘の上には
日本武尊だけが祀られています。
他にも、
北口本宮浅間神社境内には
さまざまな神様が祀られていました。
狐の狛犬でおなじみの「お稲荷さん」
稲荷社
キリっ!
幹回りが太い
檜(ひのき)の大木の奥に
諏訪神社拝殿
祭神:
建御名方神(タケミナカタ)=諏訪大社の祭神として有名。
八坂刀売神(ヤサカトメノカミ)=建御名方神の姫神。
建御名方神=諏訪の祭神ということで
北口本宮冨士浅間神社一帯の森を
『諏訪の森』と呼んでいることに気づく。
古くからの産土神(うぶすながみ)とのこと。
※諏訪の森(富士パインズパーク)訪問記はこちら■
拝殿の先に
諏訪神社本殿
中へは入れませんでした。
日本三奇祭のひとつで毎年8月26日と27日、
富士山のお山じまいの“宵祭り”として行われる
吉田の諏訪神社の例大祭
『吉田の火祭り』にて登場する
おみこしが拝殿の両脇に展示されています。
拝殿に向かって左に
噴火し荒ぶる富士山を表わした
『お山さん』の神輿。
右側には『明神さん』の神輿が。
東宮本殿の右横、
祖霊社へ行く階段脇にある
小御岳神社遥拝祠
冨士スバルライン5合目にある
小御岳神社(こみたけじんじゃ)の遥拝祠
他にも境内にはいくつもの摂社が並ぶ。
福岡県太宰府天満宮の摂社
天満社
祭神:菅原道真公
他に、
国津神社(国神千五百万神)
天津神社(天津八百万神)
愛宕社(火結神)
日隆社(高皇産霊神)
日枝社(大山昨命)
神馬舎
中を覗くと、
武田信玄公が病気平癒、
延命息災、安産祈願成就のため
奉献した白馬像が見えました。
2017年9月3日(日)の
ほっつき記
④祖霊社と大塚社
どうか
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