山梨県富士吉田市にある

北口本宮

冨士浅間神社

(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)

 

 

 

 

 

駐車場は国道138号線沿いにあり(無料:2017年9月現在)

 

 

 

富士吉田市から静岡県御殿場市を結ぶ

国道138号線沿いに建つ鳥居。

 

 

 

鳥居に付けられた扁額には

『冨士山』と。

 

 

 

鳥居の真横の石灯篭の傍らに

1輪だけ咲いていたひまわり。

 

 

 

 

鳥居の先は

神聖な雰囲気を醸し出している

まっすぐとのびる参道

 

 

 

樹齢数百年の杉と檜に囲まれて

できればゆっくりと・・・

ゆっくりと歩きたいところ。

 

 

 

 

苔が覆った石灯篭

 

 

 

 

灯篭の上のふかふかの苔

けっこう好きかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

角行の立行石

(かくぎょうのたちぎょういし)

「富士講」の開祖 角行東覚が

この石の上で爪立ち(爪先立ち)して荒行したという。

 

横に掲示してあった立札を読むと、

すごいことが書いてありました。

 

慶長十五年(1610年)の冬、

角行が富士吉田の地を訪れ、

富士山霊を遥拝(ようはい)し、

極寒の中を裸身にて石上に爪立ちして

三十日の荒行したとのこと。

 

角行は、本名:藤原武邦(天文十年/1541年長崎生まれ)

18歳で岩手県盤井郡の『脱骨の窟』で三十七日の行をなす。

その後、神のお告げにより富士の『人穴』に入り、

四寸五分角(約14㎝四方)の材木に、

一千日爪立ちという荒行を終え、解脱し角行と称す。

 

生涯における主な修行

・不眠の大業 18,800日

・立行 3,000日

・断食 300日

・造字 360字

・富士登頂128回

 

こりゃあ、スゴイ。

 

 

仁王門礎石

(におうもんそせき)

北口本宮冨士浅間神社境内には

神仏混淆(しんぶつこんこう)時代、

三重塔、鐘楼、仁王門など

仏教色の濃い壮麗な堂塔があったそうで、

それらが見事な調和をみせていたとのこと。

 

明治初年、「神仏分離令」施行の際、

三重塔、鐘楼は撤去され、

仁王門も取り払われましたが、

礎石のみが今なお残っていて、

神社と寺院が共存していた時代の

貴重な史跡となっているそうです。

 

 

 

朱色の大きな鳥居が近づいてくる。

 

 

 

大鳥居の手前に水路

 

 

 

冨士から湧き出た、

透き通った水が

とうとうと静かに流れていました。

 

 

 

 

水路に架かる橋を渡ると

北口本宮冨士浅間神社

大鳥居と、その先の随神門


日本武尊の故事に従い文明12年(1480年)建立。
大きさは、高さ58尺5寸(17.70m)幅は35尺(11.55m)、

柱の太さは最大で 直径約1.2m

丹塗りの四脚鳥居

木造では日本最大とされる

「冨士山大鳥居」

 

60年に一度建て替えられることとなっており、

前回は今から3年前の2014年に行わわれたとのこと。

 

 

国道脇の鳥居は「冨士山」と書かれていましたが

大鳥居の扁額の額字は

「三国第一山」と書かれています。
三国とは

「日本(大和)、インド(天竺)、中国(支那)」を表し

「日本・インド・中国の三国一の山=富士山」との意味だそうです。

 

 

 

北口本宮冨士浅間神社は

富士の歴史とすその路

観光コースになっているそうです。

 

 

 

手水舎

水舎高札

江戸時代中期の建物で

四石柱支えの荘厳な建築物。

いわゆる手水舎としては

“立派”な建物でした。

 

北口本宮冨士浅間神社の手水舎の水は

神社から1.6㎞程隔てた富士山の裾野に湧き出る

泉瑞と称される霊水を引いた、神聖なお水。

ゆえに、手水舎での水汲みは禁止されていました。

 

伝えに、昔

源頼朝が歴史に残る大規模な巻狩り

「富士裾野の巻狩」を行なった際、

飲むべく清水がなく、渇に苦しんで富士の山神に祈り

鞭をあげて巌(いわ)を掘った処、

麗水が湧きだしたという伝説の水。

その水=「泉瑞(せんずい)」が、

水舎高札に流れているとのこと。

 

 

 

水を受けている水盤は、一箇(個)石

 

 

 

 

龍口から、

まるで龍のように流れ出る「泉瑞」

 

 

 

本殿の直前に

大きさに圧倒される巨木が。

 

 

 

本殿に向かって右側に立つ檜は

富士吉田市指定天然記念物

北口本宮冨士浅間神社のヒノキ

 

 

またの名を

冨士夫婦檜

 

 

日本のヒノキが根元で1本になり、

地上約12mで再び合着していることから

「冨士夫婦檜」と呼ばれています。

上部の枝が、四方に良く伸びていて

見事な巨木でした。

 

 

冨士夫婦檜の反対側

本殿に向かって左側の巨木は

冨士太郎杉

 

 

 

冨士太郎杉のボリュームある根元

 

 

重要文化財

北口本宮

冨士浅間神社

本 殿

 

 

 

祭神

木花開耶姫命(コノハナノサクヤヒメ)

天津日高彦火瓊々杵命(アマツヒコヒコホニニギノミコト)

大山祇命(オオヤマヅミノミコト)

 

 

 

鬼っ(゚_゚i)

 

 

 

本殿の背後の両脇に摂社が建つ。

本殿の左後ろに

国重要文化財

東宮本殿

祭神:天津日高彦火火出見尊

別名「富士権現」

永禄四年(1561年)武田信玄公が造営。

 

 

 

 

 

 

 

東宮本殿の横に

日本の初代天皇とされる神武天皇をお祀りした

神武社

 

 

 

本殿の右後ろに

国重要文化財

西宮本殿

祭神:天照皇大神、琴平大神、豊受大神

 

 

 

で、本殿の裏側へまわると・・・

恵毘壽社(えびすしゃ)があります。

 

 

「富士ゑびす」「日光だいこく」と敬仰され

迎えゑびす」と縁起されて

開運・招福・長命・殖産の神徳を授け給う。

天下の名工 左勘五郎作とのこと。

 

左:事代主神(ことしろぬしのかみ)=ゑびす様

右:大国主神=だいこく様

 

 

 

北口本宮冨士浅間神社の御朱印

【御朱印受付場所】

本殿

【御朱印受付期間・時間】

朝8時30分~17時00分

【初穂料】

¥300

【御朱印の形態】

墨書き+判木押し

由緒を記した紙付き。

 

 

 

どうか

クリックをお願いします

m(_ _)m

にほんブログ村 写真ブログ おでかけ写真へ
にほんブログ村



おでかけ日記ランキング