天上に近付くホモ・ミゼラビリスの皆さんが、地上の言葉を忘れないように | aaiのブログ

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都内在住。雑記帳。

日曜はお花見へ桜
文京区から引っ越したら絶対に行かないだろうと思い、気になりつつも行ってなかった文京さくらまつりにやっと行ってみた(笑)
天気も良く人も多すぎず、快適に桜を眺めることができました照れ
今日の雨風で散っちゃうかな〜汗



最近読んだ本



『東京都同情塔』



第170回芥川賞受賞作! 日本人の欺瞞をユーモラスに描いた現代版・バベルの塔
ザハの国立競技場が完成し、寛容論が浸透したもう一つの日本で、新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることに。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は、仕事と信条の乖離に苦悩しながらパワフルに未来を追求する。ゆるふわな言葉と、実のない正義の関係を豊かなフロウで暴く、生成AI時代の預言の書。(amazonより)




相性の悪い芥川賞に挑戦(笑)

今まで読んできた芥川賞作品よりは読みやすかった!


ザハ・ハディドのスタジアムが建築された世界か〜
彼女のスタジアムが建ったらどんな感じだったんだろう
「建築のエラーが、未来のエラーにならないように」
どの建築が正解かって何十年も経たないとわからないよね


カタカナも英語も苦手なので言い換えが頭に入らなかった笑い泣き
「母子家庭の母親=シングルマザー。配偶者=パートナー。第三の性=ノンバイナリー。外国人労働者=フォーリンワーカーズ。障害者=ディファレントリー・エイブルド。複数性愛=ポリアモリー。犯罪者=ホモ・ミゼラビリス」


でも以下の文章を読んでギクリガーン
「外来語由来の言葉への言い換えは、単純に発音のしやすさや省略が理由の場合もあれば、不平等感や差別的表現を回避する目的の場合もあり、それから、語感がマイルドで婉曲的になり、角が立ちづらいからという、感覚レベルの話もあるのだろう。迷ったときはひとまず外国語を借りてくる。すると、不思議なほど丸くおさまるケースは多い」

私も言葉がキツくならないように言い換えてることあるわ
言葉をきちんと扱うって難しい