子どもや若者を育てない社会はノー・ヒューチャー。 | aaiのブログ

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都内在住。雑記帳。

そういえば、昨日読売新聞でNHSという言葉を見てはっとした。

ブレイディみかこさんの『ワイルドサイドをほっつき歩け−−ハマータウンのおっさんたち』で英国事情が書かれているのだけれど、NHSについても取り上げられていたので。これも大変なのよね…
(オリンピック・パラリンピックもどうなるのだろう‥)


さて、本日もブレイディみかこさんの本です(。•̀ᴗ-)✧



最近読んだ本



『子どもたちの階級闘争』



UKの貧困地区にある託児所に視点を置き、社会の分断を鋭敏に綴った新潮ドキュメント賞受賞作。 定価(本体2,400円+税)
「わたしの政治への関心は、ぜんぶ託児所からはじまった。」英国の地べたを肌感覚で知り、貧困問題や欧州の政治情勢へのユニークな鑑識眼をもつ書き手として注目を集めた著者が、保育の現場から格差と分断の情景をミクロスコピックに描き出す。
2008年に著者が保育士として飛び込んだのは、英国で「平均収入、失業率、疾病率が全国最悪の水準」と言われる地区にある無料の託児所。「底辺託児所」とあだ名されたそこは、貧しいけれど混沌としたエネルギーに溢れ、社会のアナキーな底力を体現していた。この託児所に集まる子どもたちや大人たちの生が輝く瞬間、そして彼らの生活が陰鬱に軋む瞬間を、著者の目は鋭敏に捉える。ときにそれをカラリとしたユーモアで包み、ときに深く問いかける筆に心を揺さぶられる。
著者が二度目に同じ託児所に勤めた2015-2016年のスケッチは、経済主義一色の政策が子どもの暮らしを侵蝕している光景であり、グローバルに進む「上と下」「自己と他者」の分断の様相の顕微描写である。移民問題をはじめ、英国とEU圏が抱える重層的な課題が背景に浮かぶ。
地べたのポリティクスとは生きることであり、暮らすことだ──在英20年余の保育士ライターが放つ、渾身の一冊。(Amazonより)



こちらも『何とかならない時代の幸福論』の流れで読んだ本。

みかこ様の文章は読みやすいので好き♡悲惨な出来事が多いけど、みかこ様の明るさ、愛情が伝わってくる。


しかし、「底辺に立つと、政治がどれだけ社会を変えるかということがよくわかる。」という文章とか、社会の変化の影響を受けるのって低いところからなんだよね、と所々で暗澹とした気分にもなった。


あと以前、中学校での演劇教育について興味があると書きましたが、幼児教育も興味深い下矢印


最も重視されている分野が「個人的、社交的、そして感情的な発育」、つまりエモーショナル・インテリジェンスである。「エモーショナル・インテリジェンスの発達がまず先にあり、その上でアカデミックな知識を与えなければいけない」というのが英国の教育の基本だからだ。

 緊急託児所でも、伝統的にこの分野には特に力を入れてきた。昔からよくやっているのが、人間の表情についての教育だ。怒っている顔、泣いている顔、困っている顔の絵やカードを使い、そうした顔をしている人間はどういう気分なのか、また自分自身がそういう気分のときにはどういう表情をすれば他者はわかってくれるのか、ということを幼児に教える。この教育法はちょっと演劇的でもあり、さすがシェイクスピアの国だと思うが、この国では感情をうまく隠すスキルより、感情を他者に正確に伝えるスキルのほうが重視されるのだ。


私も教育についてもう少しきちんと考えなきゃなぁ(・o・;)