一時期絶大な人気を誇っていたポップパンクというジャンル。

Green DayやThe Offspring、Blink-182やSum41など。
洋楽ロックに少しでも触れた人なら誰しもがバンド名を耳にしたことがあるのではないのだろうか。

以前もSugarcultというバンドについて記事を書いていたりと、私も中高生のときに虜になっていたジャンルである。

Sugarcultってバンド覚えてる?



一時期大ブームとなり、ここ日本でも大きな人気を獲得していたジャンルであるが、ここ最近はEDM全盛となり、ロック界はメタルコアやデスコアのバンドが最近では多い気がする。


現代ではポップパンクがやや下火の時代であるが、最近UKから古き良きポップパンクを踏襲した若手がデビューをしていた。その名もAs It Is。

個人的にもっと売れてもいいんじゃないかって思うし、期待をしている若手バンドの1つだ。


少し切なく甘酸っぱいメロディが特徴のこの曲。これを聴けば彼らの魅力がすぐ伝わるはず。

イントロから鳴るギターのアルペジオはシンプルだけど、グッドメロディだと思う。
ボーカルだけではなくギターも歌えるのも彼らの特徴である。よくよく聴くとツインボーカルのバンドみたいだ。

少し懐かしさもありながらも、決して古さを感じさせない。
90年代、00年代のポップパンクのいいとこを取り入れ、現代のバンドらしいエモさも兼ね備えているところが器用だなっておもう。

懐かしいけど、決して先人達の焼き増しではないところが彼らの才能を感じさせるポイントだと思う。





アルバム1曲目。サビのフレーズから始まる曲だが、注目は二番のサビ後からだ。

ブレイクが入り、今まで熱く歌っていたボーカルが囁くように歌を入れてくる。

ポップパンクってシンプルな曲調が多いからこそ、こういうフレーズが曲を引き締めてくれていたりするのだと思う。

にしても、再生数が少なすぎるかなと思ってしまう。MVの海の風景もきれいだから聴いてほしい。




これとかシンプルだけどすごくいい。アルバムの2曲目。純粋でポップな彼らの曲はさらっと聴けてしまうのも魅力のひとつだ。

あとボーカルの声も少ししゃがれ声を出したり、優しく歌ったりと特徴的である。

こういった個性を持っているのも彼らの魅力のひとつだし、ボーカルの個性によっては他のバンドと比較して今後頭1つ抜き出る可能性もあるだろう。





こういったミドルテンポの曲調も良曲がある。

アルバムの中でこういった曲調のものが所々にあることによって、アルバムとして全体がだれることなく引き締まっているなと思える。

それに短い曲が多いのでさらっと聴けるのもいいところ。聴きやすさならピカイチなアルバムである。


今回紹介したのはAs It Isの2015年発売した1stアルバムである。
まだまだこれからなところもあるが、デビューアルバムとしては充分な完成度だと思う。

個人的にこのアルバムは真夏より今くらいの梅雨の時期に合うような気がする。
蒸し暑い今の時期に爽やかな彼らの音楽はいかがでしょうか。


また最近最新作も出したらしい。まだチェックできていないが、別の機会に紹介をしたいと思っている。