私のコレクションは人形本体より人形衣装や小物のほうがずっと多い。お人形を買うとき、まるで嫁入り道具のように人形の持ち物を用意する。もしかして人形より人形衣装のほうが好きなのかもしれない。その証拠として、人形の衣装に触れるとき、手先から快感物質がでているように思える。人形衣装に触れることによってまるで異世界に連れて行かれるようだ。どこで、いつ買ったかすべて覚えている。お店で買うだけでなく、作家さんに頼んでオーダーのものもあるし、自分でつくったものもある。


 静かな夜に人形たちと触れていると、そのまま夢の世界に連れて行かれる気分になる。


 
$マダムゴマの祈りと人形の日々