トルコ高速鉄道:イスタンブール延伸は2013年9月開通予定 | アーディで行こう

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「普通」を意味する便利な言葉、「アーディ」 地元の足として、とことこ走るバスなんかを「アーディ バス」、エジプトではエアコンなし列車を「アーディ」 そんな方法での旅を紹介しましょう。
え、そんなの自分には無理だって? 大丈夫。「アーディ、アーディ」

$アーディで行こうトルコの高速鉄道は、現在アンカラ~エスキシェヒル間245kmを東西に結ぶ路線と、その中間のポラットル西方で分岐し、コンヤまで南下する路線の2つが運転されています。エスキシェヒル線はもともと、アンカラとイスタンブールを結ぶ路線が区間開業した形です。現在はエスキシェヒルとイスタンブール間で高速鉄道の路線工事が行われており、今年の2月からイスタンブールとイズミット(駅としてはアリフィーイエ)間の在来線を運休にして切り替え工事をしていることはすでにお伝えしました。トルコ国鉄の急行列車が大規模運休
右は高速鉄道のスペイン製車両の客室内のようすです。

さて、トルコ国鉄がこのイスタンブール延伸開業を、1年後の2013年9月と発表しました。
詳細はトルコ国鉄TCDDのこちらのニュースページで

2月の在来線運休時には、工事期間をおおむね2年間としていましたので、半年ほど早まったようです。

エスキシェヒル~コンヤのYHTを運行開始

なお、同時に現在はアンカラからしかYHTが走っていないコンヤへ、エスキシェヒルからも列車を走らせると発表しました。こちらは1ヶ月以内にも開始するとのことです。
トルコ高速鉄道YHTアンカラ~コンヤ線が開業でもお伝えしたとおり、この分岐点はアンカラからでもエスキシェヒルからでも列車の進行方向を変えずに直行できるよう、巨大な三角線となっています。

2020年のオリンピック招致では東京のライバルとなっているトルコ。好調な経済発展とともに、着々とインフラを整備しています。最近は中東での政治的存在感も増していますし、懸念はシリアやイランといった周辺国の情勢不安でしょう。