『愛宕山ホテル』
昭和5年に開業
石積み外壁の木造建ての洋式ホテル
洋室 15部屋
和室    1部屋
食堂と娯楽施設がありました。
夏は避暑地に冬はスキー客で賑わいました。
ホテルは浴槽完備で水洗トイレだったそうです。
下の谷水をくみ上げして当時としては大変自然に
優しいエコロジーなホテルでした。
昭和19年ケーブル廃線と同時に閉館。

古代遺跡のようです。

当時の床のタイルが残っています。

怪しげな建物があります。

中はこんな感じ


ホテルの入口でしょうか

遺跡のようです。

壁はしっかりと残っています。
奥の石の造りはなんでしょうか?

広い部屋のようです。


昭和4年に愛宕山上遊園地が開園しました。
園内唯一の有料施設である飛行塔は標高725m
に設置されゆっくり旋回しながら上昇すると
京都市が一望できました。
昭和19年鋼索線廃止に伴い閉園しました。

遊園地の残骸
ボルトが残っています。

食器類が散乱

当時使っていたものと思われます。

愛宕山駅舎やホテル、遊園地跡をみて
栄枯盛衰を感じました。
かつては多くの人で賑わっていたものが
社会の情勢や経済の環境の変化により
撤退を余儀なくされた痕跡を見ることができました。
当時最先端の技術を誇った建造物が数十年かけて
自然に溶け込んでいる姿を見ると時代の移ろい
を感じると同時にかつて輝きを放っていたものへの
畏敬の念を禁じ得ません。