『愛宕山ホテル』
昭和5年に開業
石積み外壁の木造建ての洋式ホテル
洋室 15部屋
和室 1部屋
食堂と娯楽施設がありました。
夏は避暑地に冬はスキー客で賑わいました。
ホテルは浴槽完備で水洗トイレだったそうです。
下の谷水をくみ上げして当時としては大変自然に
優しいエコロジーなホテルでした。
昭和19年ケーブル廃線と同時に閉館。
愛宕山駅舎やホテル、遊園地跡をみて
栄枯盛衰を感じました。
かつては多くの人で賑わっていたものが
社会の情勢や経済の環境の変化により
撤退を余儀なくされた痕跡を見ることができました。
当時最先端の技術を誇った建造物が数十年かけて
自然に溶け込んでいる姿を見ると時代の移ろい
を感じると同時にかつて輝きを放っていたものへの
畏敬の念を禁じ得ません。