淡緑の木々の下を一歩一歩確かめるように歩く



まだまだ鮮明な桃色の記憶を重ねながら通り抜けるこの季節がボクは好きだ。



深まりゆく緑が、その葉に恵みの雨を集めるころ



時折、梢に差し込む日差しも移ろっているに違いない。



満開の桜と吹雪が入り混じった日に生まれた僕は



今暖かな日差しと彼女の柔らかな微笑みに包まれて今日の日を迎えている



目を閉じて体いっぱい春風を感じ



彼女の優しい声にじっと耳をすます‥



幸せの在処(ありか)は



きっととっても身近にあるのだろう。



桜満開の今日、4月2日という日は



愛する彼女がこの世に生を受けた日



1989年4月2日‥



眩しいほどの桜が咲き誇る彼女が生まれたその日に、僕はいったい何を思い、どう行動していたのだろう



真剣に「生きることの意味」を考え、ひたむきに生きていただろうか?



その答えを探す旅に



今、僕の隣で微笑みをくれている彼女(ひと)と出掛けようと思う



香央里‥



お誕生日おめでとう



そして‥



僕に会いに来てくれて



本当にありがとう